ユニクロ、世界難民の日に新たな支援プロジェクトを発表

ユニクロ、新たな難民支援策を発表

2023年6月20日、ユニクロを展開するファーストリテイリングは、「世界難民の日」にあたり、難民支援活動の新たな一環として「難民映画基金」というプロジェクトを開始しました。この基金は避難を強いられた映画制作者を支援することで、難民の物語を広め、支援の理解を深めることを目的としたものです。

「PEACE FOR ALL」3周年を祝う

また、ユニクロは、チャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」が3周年を迎えたことを記念し、大阪・関西万博の国連パビリオンで行われたイベントを通じて、その取り組みを広く伝えました。このプロジェクトは、著名人とのコラボレーションを通じて、これまでに販売したTシャツの売上をUNHCRなどに寄付し、難民や貧困、暴力などによる被害を受けた人々を支援してきました。

UNHCRとのパートナーシップ

ファーストリテイリングは2006年からUNHCRと協力し、難民支援活動を行っています。以前より衣料支援や自立支援を通じて彼らの生活を支えることに努めていまして、最近では映画を通じた支援の形も加わりました。これにより、世界の難民問題に対する関心を高め、より多くの人々にこの問題を考えるきっかけを提供したいとの思いがあります。

難民映画基金の目的

新たに設立された「難民映画基金」は、単なる金銭的支援にとどまらず、難民の視点を届けるための創造的な手段として機能します。ユニクロの柳井グループ上席執行役員がその背景や目的を語り、映画を制作する才能ある難民制作者の支援が必要であることを訴えました。具体的な支援内容としては、選ばれた映画制作者への資金的支援があります。

売上金の使途

これまでの「PEACE FOR ALL」プロジェクトによるTシャツ販売の売上は約21億円に達し、その金額はUNHCRを始めとする国際的な団体へ寄付され、さまざまな人道支援活動に使用されています。このプロジェクトを通じて、ユニクロはさまざまな形で平和への願いを広めており、社内外の多くのサポートを受けてきました。