歴史あるセーラー服工場がオンライン見学をスタート！

カンコー学生服の新たな試み

2023年10月、カンコー学生服が自社の歴史ある倉敷工場で新たにオンライン工場見学を開始しました。創業から87年の歴史を持つこの工場は、これまでに年間約30校、2500人以上の学生たちが実際に見学に訪れていました。しかし、COVID-19の影響で昨年から対面の見学は控えられるようになり、子どもたちが工場のものづくりを体験する機会が失われてしまいました。そこでカンコー学生服は、工場見学ができない子どもたちのために、オンライン工場見学プログラムの提供を決定しました。

オンライン工場見学動画

9月1日より、自社ウェブサイトとYouTubeチャンネルで公開された工場見学動画は約15分間の内容で、セーラー服が製造される過程やカンコーの歴史、さらに持続可能な開発目標(SDGs)についても触れられています。この動画は、地元岡山の小学生だけでなく、全国の学校に向けた社会科見学や家庭科の教材としても活用されています。動画を通じて、子どもたちは楽しみながら学び、環境問題について考えるきっかけにもなります。

オンライン工場見学プログラムの内容

さらに、10月1日からは全国の中学校と高校を対象にしたオンライン工場見学プログラムの申し込みが始まります。このプログラムでは、実際に工場と学校をつなぎ、映像とライブ配信を通じて生徒たちは制服製造の過程を学び、工場の社員とのトークセッションにも参加できます。ことで、実際の制服の背後にある意味や、ものづくりの流れを理解する貴重な体験を提供します。また生徒たちからの質問にも応じ、働くことの意義や必要なスキルについて学んでいただけます。

カンコー学生服の使命

1854年の創業以来、カンコー学生服は学校制服や体操服の製造を通じて、子どもたちの未来を支えるための教育的な取り組みを行ってきました。「ものづくり」と「ひとづくり」を両立させることで、学校環境や社会課題に貢献し続けています。倉敷工場では毎年約40万着の製品が生産されており、地域の教育機関に制服を提供することで、子どもたちの成長をサポートしています。カンコー学生服は、オンラインプログラムを通じて未来の職業人となる子どもたちの夢と学びを引き続き支えていく姿勢を示しています。

アクセスと問い合わせ

オンライン工場見学に興味のある学校や保護者は、カンコー学生服のウェブサイトを訪れて詳細を確認し、申込みを行うことができます。生徒たちがものづくりの現場を体験することができるこのプログラムは、無料で提供されます。お問い合わせはカンコーの人財開発グループまで、メールまたは電話で受け付けられています。

カンコー学生服が提供する新たな学びの機会は、これからも多くの子どもたちに影響を与えることでしょう。