APAC地域による2025年上半期の人気旅行先、注目は「日本」と「大阪」

2025年上半期のAPAC旅行トレンド

ブッキング・ドットコムは2025年の上半期におけるアジア太平洋地域（APAC）の旅行動向を発表しました。今回のデータはAPAC地域の旅行者による検索データを基にしており、旅行先の選択に関して興味深い結果が浮かび上がっています。

日本の依然としての人気

この調査によると、日本は引き続きAPACの旅行者にとって最も魅力的な国として位置づけられており、多くの旅行者からの関心を集めています。特に、韓国とタイが続く形で、APAC地域の人気旅行先として不動の地位を確立しています。日本の文化や観光地は、近接する国々からの旅行者にとって強い魅力です。

国内旅行の再評価

興味深いことに、APAC地域の10か国のうち8か国で国内旅行先が検索のトップを占めており、国内旅行の人気が高まっている現象が見られます。特に、ベトナム、台湾、中国、日本、韓国などでは国内での旅行需要が増加しており、li長期的な傾向といえるかもしれません。これに対し、中国とインドは海外旅行を重視しているようです。さまざまな地理的要因やコミュニケーション手段が、旅行者の選択に影響を与えていると考えられます。

秋の大型連休と旅行トレンド

さらに、2025年の秋には中国の国慶節、韓国の秋夕（チュソク）といった大型連休が待ち構えています。この時期における旅行動向を分析すると、中国と韓国の旅行者にとって日本国内の旅先として「大阪」が最も人気となっています。これは前年同時期と比較しても非常に顕著な傾向です。

特に、大阪の人気が急上昇し、以前は一致していた東京との人気において順位が逆転したことが示されています。それにともない、昨年は人気圏外であった「神戸」が7位にまでランクインするなど、関西エリアの旅行需要が高まっています。