アイザック株式会社、分社化を通じて目指す営業利益100億円の新戦略
アイザック株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 田中 和希)は、2025年に営業利益100億円を目指して既存事業の分社化を進める新たな戦略を発表しました。この分社化施策により、グループ内の各企業が独自性を発揮しつつ、迅速かつ効果的な意思決定が可能になることを目指しています。
分社化の背景と戦略
アイザックは創業以来、「世の中を、実験しよう。」というミッションを掲げており、稼動事業の多様化に着手してきました。現在の売上高は55億円、正社員数93名(業務委託を含めると300名)、この基盤をもとにさらなる組織の拡大と成長が求められています。
今年、アイザックは創業10周年を迎え、より柔軟に対応可能な組織を構築するために分社化の戦略を導入しました。この改革により、各グループ会社には自立した経営のほか、リソースの共同利用も許可され、効率的な業務運営が進むと期待されています。
分社化の具体的な手法
アイザックでは、2025年上期より複数の既存事業を分社化し、全体の価値創造を狙います。自己資本100%の経営を維持しつつ、各グループ会社が独通の専門性を高め、必要に応じてグループとしてのシナジーを発揮できる体制を整えます。
各グループのCXOには、以下のような環境が提供される予定です。
- - 独立した意思決定権限:経営判断に対して広範な権限を持ち、迅速な施策実行が可能。
- - 充実した還元制度:企業価値に連動したインセンティブ制度を導入し、社員のモチベーションを向上。
- - 継続的な挑戦環境:失敗を恐れず、自由な発想で新たな挑戦を支援。
- - グループ資産の活用:経営リソースの共有で、効率的かつ効果的な事業運営を支援。
これにより、アイザックグループ内では各ビジネスが独自の存在感を発揮し、バラエティ豊かな企業文化が育まれることを目指しています。
Aimy株式会社の設立
分社化の第一弾として、アイザックはAIパートナー事業を展開するAimy株式会社を2025年3月7日に設立します。Aimyは、ユーザーがオリジナルのAIキャラクターを創造し、対話を通じて新たなエンターテインメント体験を提供するスマートフォンアプリです。すでに国内外で人気を博し、ユーザー数は10万人を超えるなど成長を見せています。
Aimyの代表である平野 周氏は、「分社化を通じて、より迅速かつ大胆な意思決定を行い、さらなる成長を目指す」と意気込みを語っています。また、年内には100万ユーザーの獲得を目指すとのことです。
経営目標と今後の展開
アイザックグループは、2030年末までに年間営業利益100億円、グループ役員100名の確保、さらには新規事業創出に毎年利益の20%以上を投資する旨を掲げています。これからさらにスタートアップへの投資やM&Aを推進し、事業の多様化に邁進する考えです。
また、2025年5月にはグループの新体制を反映したコーポレートサイトのリニューアルも予定されています。コンテンツには各グループの独自性や挑戦を強調し、広く社会にアピールしていく意向を示しています。
最後に
アイザック株式会社は、全ての挑戦者が生涯働きたいと思える場所を作るため、分社化はその第一歩と位置付けています。今後の成長と発展を期待されるアイザックグループの動向から目が離せません。具体的な情報は公式サイトやSNSで随時発信される予定です。