Axis CommunicationsがIoT製品に関するセキュリティラベルを取得

アクシスコミュニケーションズ、IoT製品におけるセキュリティラベルを取得

世界的なネットワークおよびセキュリティソリューションのリーダー、アクシスコミュニケーションズ株式会社（以下、Axis）は自社の製品で、IoT製品に特化したセキュリティ要件適合評価制度である「JC-STAR」の適合ラベルを受け取得したことを発表しました。このラベルは、Axis OSバージョン12以上を搭載する200以上の製品に付与されており、IoT製品のセキュリティ基準を満たすものとして注目されています。

JC-STAR制度とは？

「JC-STAR」（Security Requirements Compliance Evaluation and Labeling Scheme）は、経済産業省が2024年8月に発表した「IoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度構築方針」に基づき設立された制度です。この制度は、IoT製品に関するセキュリティ機能を基準に評価し、適合した製品にはQRコード付きのラベルが付与されることにより、消費者がその製品のセキュリティ情報を簡単に確認できるようにしています。

Axisのセキュリティへの取り組み

Axisは、国際的な規格や認証の取得に力を入れており、EUのETSI EN 303 645、ドイツのBSI、シンガポールのCLSなど、各国のサイバーセキュリティ基準を遵守しています。これにより、より安全でスマートな世界の実現に向けた取り組みを進めており、日本でもこのJC-STARの適合を通じて、IoT製品のセキュリティ基準をさらに向上させることを目指しています。

安定した製品安全性が求められる中、適合ラベルの取得は、中国や韓国などでも進む基準への対応の必要性を示しています。アクシスの製品に適合ラベルが付与されていることで、ユーザーはより信頼性の高いセキュリティ機能が提供されていることを確認できます。さらに、適合製品のデータシートにもラベルの掲載が行われており、詳細な情報も容易に入手可能です。

ユーザーによるセキュリティ強化も重要

Axisは製品セキュリティを強化するために、ユーザー自身も最新のソフトウェアバージョンを使用することが重要であると述べています。実際、Axisの公式ウェブサイトでは、AXIS OSに関するサイバーセキュリティ強化ガイドやサイバーセキュリティ対応ポリシーを提供しており、ユーザーに対して自らのセキュリティ意識の向上を促しています。

まとめ

AxisのAPAC アライアンス・ポートフォリオ・カスタマーサービスディレクター、落合大氏は次のようにコメントしています。「Axisはサイバーセキュリティの重要性を早くから認識して対策を進めてきた。日本でJC-STARの事項を受けたことは、IoT製品に求められるセキュリティ基準を整備する第一歩となる。」これからもAxisは、製品のセキュリティに対する意識を高め、より安全なIoT環境の構築を目指していきます。

詳細および最新情報は、Axisの公式サイトでご確認いただけます。Axis公式サイト