カスペルスキー プレミアムがフィッシング対策で首位の検知率を達成
個人向けのセキュリティ製品「カスペルスキー プレミアム」が、2024年のAV-Comparativesによるアンチフィッシングテストで際立った成績を収めました。このテストでは、フィッシングサイトへの誘導を試みるURLに対し、93%という圧倒的な検知率を記録し、「Approved」という高い評価を得ることに成功しました。
AV-Comparativesのテスト内容
AV-Comparativesはオーストリアに拠点を持つ独立したセキュリティ製品評価機関で、毎年実施されるアンチフィッシングテストは、セキュリティ製品の保護能力を測定する重要な指標となっています。このテストでは、実際に存在するフィッシングURLを使用し、ユーザーがネットやメールを利用する際にどれだけフィッシングの脅威から守られるかが評価されます。
2024年度のテストでは、PayPalや銀行、SNS等のログイン情報を狙うフィッシングリンクが実施され、カスペルスキー プレミアムはこれらのサイトに対し93%のURLを正確に検知し、ブロックしました。特に、誤検知がゼロであったことは、ユーザーの利便性を損ねないという点でも大きなポイントとなりました。
フィッシング攻撃の増加
セキュリティ会社が発表したデータによれば、フィッシングサイトへの誘導を狙った攻撃は世界中で増加しており、2024年上半期だけでもカスペルスキーのシステムが5億1,500万回にわたり、その攻撃を阻止しています。また、2023年には7億900万件のフィッシング攻撃が記録されたことも確認されています。
このような実情を受け、カスペルスキーは最新の脅威に対応すべく、製品の強化に努めており、その成果が今回のテスト結果に結びついたといえます。
専門家のコメント
AV-ComparativesのCEOアンドレアス・クレメンティ氏は、「カスペルスキー プレミアムが2024年のアンチフィッシングテストで最高水準を達成したことは非常に喜ばしい」と語っています。彼はまた、「2011年から続けているテストでカスペルスキーのソリューションは常に安定した結果を出しており、今回も高い基準を満たしたことが確認された」と話しました。
カスペルスキーの脅威リサーチ部門を率いるアレクサンダー・リスキン氏も、「テストにおいて最高の結果を持続的に出せていることに誇りを感じている」とし、「フィッシングの脅威からユーザーを保護する当社の製品の性能が証明された」とコメントしました。
まとめ
カスペルスキー プレミアムは、セキュリティに対する信頼性を再確認させる結果をもたらしました。今後も効果的なフィッシング対策を進め、デジタル環境で安全に過ごせるように寄与していくことでしょう。フィッシング攻撃の脅威が増す中で、こういった優れたセキュリティ製品の重要性がますます高まっています。カスペルスキーの最新製品の詳細は、公式ウェブサイトにてご確認ください。