大洋州地域向けサイバーセキュリティ演習がフィジーで開催されました。

大洋州地域向けサイバーセキュリティ演習がフィジーで開催



総務省は、2023年9月27日から10月2日までの間、フィジーにおいて、大洋州島しょ国および地域を対象としたサイバーセキュリティ能力構築演習を実施しました。この演習には、14の国と地域から31名が参加しました。

サイバーセキュリティの重要性


近年、サイバー空間は国境を越えて利用されるようになり、その安全を確保するためには国際的な連携が不可欠です。特に、サイバー攻撃や情報漏洩等のリスクが増加している現代において、安全なデジタル環境を構築することが重要視されています。

この演習の実施は、サイバーセキュリティに関する基本的な知識の習得を目的としており、特に大洋州の開発途上国における能力構築を支援するために行われています。日本政府が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の理念のもと、デジタルインフラの整備や社会のデジタル化を進める中で、国際的な協力が求められています。

演習の内容


フィジーでの演習では、サイバーセキュリティの実践的な知識を学ぶための研修と、CYDER(Cyber Defense Exercise with Recurrence)という、日本が提供する実践的サイバー防御演習も組み込まれています。このプログラムは、国際的な人材育成を目的とし、情報システム担当者や通信事業者が参加する体験型の演習です。

で、演習に参加した各国の参加者は、自国のサイバーセキュリティの現状や課題を共有し、相互に学ぶ貴重な機会を得ました。このような国際的な演習を通じて、各国のCybersecurity能力の向上が期待されます。

今後の展望


総務省は、今回の演習結果をもとに、令和7年度末までに第2回目の演習を実施する計画です。また、大洋州地域のニーズやサイバーセキュリティの状況を考慮したプログラムの提供を続け、地域の安全保障を確保するさらなる取り組みを進める予定です。

このような国際的な協力によって、サイバー空間が安全で信頼できるものになることが期待されます。今後も引き続き、サイバーセキュリティの取り組みが進むことに注目です。

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