NTTデータMSEの快挙!グッドデザイン賞受賞
株式会社NTTデータMSE(本社:神奈川県横浜市)が在籍するデザイナー友杉円香氏が、2025年度の「グッドデザイン・ニューホープ賞」に入選したことが、業界で大きな話題を呼んでいます。この賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催し、未来のデザイン分野を担う新世代の才能を表彰するものです。
「Little」とは何か?
友杉氏が手がけたアプリ「Little」は、ユーザが新しい挑戦に踏み出すための心理的障壁を乗り越える手助けをすることを目的としています。このアプリは、ユーザがロボットに対して「できた」と伝えることで、その瞬間の成功体験を共有する仕組みを持っています。ロボットはその応答として音声で褒めてくれますが、単なる賞賛に留まらず、その進捗はアプリに記録されます。
このように「小さな成功」を積み重ねることで、ユーザの自己効力感を高めることができるのです。新しい挑戦をする際に感じる不安や恐れを和らげ、次のステップに向かう一歩を促すこのアプローチが評価されています。
デザイン室の特色
NTTデータMSEの+Nextデザイン室は、新規事業開発に特化した専門組織であり、エンジニアリングに基づいた開発とサービスデザイン、マーケティングを融合させて、新規事業の最初のアイデアから実装、さらには事業拡大までの過程を支援します。このような幅広い支援体制を背景に、友杉氏は芸術修士(MFA)課程を通じて自身のスキルをさらに磨いています。
審査員の評価
「Little」はただのロボットアプリではなく、ユーザの努力を記録し、その成長を促す仕組みにより、自己効力感とゲーム性を組み合わせた独自の発想が評価されています。審査員からのコメントには、「不安に寄り添い、励まし、自己効力感を高めるサービスの提案」と高く評価されており、今後の中長期的な利用に際しての効果検証や社会実装が期待されているとのことです。
今後の展望
今後もNTTデータMSEは、ユーザに寄り添ったプロダクトやサービスの創出に力を入れていくことを表明しています。「Little」のように、人々の生活をより良くするためのデザインが進化し、多くの人々に希望をもたらすことが期待されています。デザインの力を通じて、さまざまな課題を解決するための取り組みは、私たちの生活に新たなアイデアをもたらすことでしょう。
このように、デザインの未来を担う若手クリエイターの挑戦は、多くの人々に影響を与えています。今後の活動から目が離せません。