Stravaが仕掛ける女性のための新たなチャレンジ
Stravaは、国際女性デーに合わせて、女性による運動の重要性を広めるための特別なチャレンジを発表しました。その名も『Hot Girl Walk United』。この取り組みは、スポーツにおける女性のジェンダー平等を推進すると同時に、運動を通じた心と体の健康の重要性を伝えることを目的としています。
女性の運動実態と背景
多くの海外の研究によると、運動習慣のある女性の約91%が、身体の健康だけでなく心の健康においても、運動が重要であると認識しています。しかし、性別による役割分担や社会的なハラスメントが要因となり、多くの女性が運動に捻出する時間が男性よりも少ないという現実があります。
Stravaのデータによると、グローバルなコミュニティ全体で、女性の運動時間は男性よりも15%少なく、日本の調査でも同様の傾向が見られます。特に、18歳から29歳の女性は、同年代の男性に比べて運動に費やす時間が24%も少ないことが分かりました。夜明けから日の出にかけて運動する割合は52%少なく、日没後の運動に関しても14%少ないという結果が出ています。このような差は、安全面への不安や、家事や育児に対する負担が女性に偏ることが一因と考えられています。
『Hot Girl Walk United』チャレンジの詳細
この『Hot Girl Walk United』チャレンジは、3月1日から1ヶ月間実施され、4マイル(約6.4km)のウォーキングを推奨します。その目的は、女性が運動を通して自信をつけ、自己を見つめ直すことを促すというものです。参加者がウォーキングを達成するごとに、Stravaは4ドルを寄付し、最大25万ドルまでのサポートを行います。そして、参加者全員にはデジタルバッジが贈られます。
チャレンジに参加するには、Stravaアプリから『Hot Girl Walk United』に登録し、1ヶ月間で最低4マイルのウォーキングを記録してアップロードする必要があります。この過程を通じて、参加者は自分自身の健康を見直すだけでなく、社会貢献にもつながります。
国際女性デーである3月8日には、ニューヨークのセントラルパークでウォーキングイベントも開催されます。
その背景にある思い
Hot Girl Walk™の創設者、Mia Lind氏は、「この活動を通じて、女性がメンタルヘルスを向上させる一環として身体を動かすことを提案しています。この動きはただウォーキングするだけではなく、自信を高め、マインドフルネスを育み、コミュニティとしてつながることを大切にしています」と述べています。
また、GRLSとONSIDE基金のディレクターであるNicole Matuska氏は、スポーツはジェンダーの固定観念を打破し、自由や喜びを経験するための強力なツールであると述べています。これらの活動で得られた資金は次世代のスポーツ環境へと還元される予定です。
Stravaの取り組み
Stravaは、スポーツにおける女性の平等を推進する取り組みの一環として、『Strive for More』を展開しています。このプロジェクトは、3年間で100万ドルを寄付するという目標を掲げており、より多くの女性がスポーツに参加できる環境を整えています。
女性は日常生活においても運動を習慣化することが重要ですが、世間の理解とサポートが必要です。Stravaは、こうした活動の一助となるべく、さらに多くの女性が自由に運動を楽しめる社会を目指しています。
参加方法と関連リンク
参加を希望する方は、以下の特設ページより詳細情報をご覧いただけます。アプリを通じて仲間と共に運動を楽しみながら、目標達成を目指しましょう。
- - 『Hot Girl Walk United』特設ページ: こちら
- - チャレンジ参加ページ: こちら
この機会に、楽しみながら身体を動かし、健康な心と体づくりに挑戦してみませんか?