中学受験の新たな風、シグマTECHが提案する家庭との両立を目指した学びのスタイル

中学受験の新たなスタイル「シグマTECH」

2025年10月8日、花まるグループが開催した記者向け説明会で、現代の中学受験のトレンドについての議論が繰り広げられました。中学受験は少子化にもかかわらず年々競争が激化し、参加する子どもたちへの負担が増加しています。その中で「シグマTECH」という新たな受験塾が登場し、家庭と学びの両立を目指していることが紹介されました。

課題とその解決策

伊藤潤シグマTECH代表は、長時間の通塾や過度の競争、家庭にかかる負担の増大といった問題があると指摘しました。特に、首都圏の中学受験者数は5万5,000人を超え、受験率は19％に達するという現実は、多くの家族にとって深刻なプレッシャーです。

「シグマTECH」は、こうした問題に対して「家庭で夕食を取る」というコンセプトのもと、週2回の通塾を基本にした新しい学びのスタイルを提供しています。これにより、子どもたちが家庭での生活を大切にしながら学力を向上させることが可能になります。

シグマTECHの特徴

ここで、シグマTECHのいくつかの特徴をお伝えします。

1. 家庭学習の設計
塾側が家庭学習をしっかりとデザインし、子どもたちの進捗をアプリで確認・サポートします。これにより、保護者の負担を軽減しつつ、子どもたちに安心感を提供します。

2. 全員参加型のオンライン個別指導
集団授業を受けた講師がオンラインで個別に指導し、質問対応や課題調整を行い、確実に成果を上げる仕組みを整えています。

3. 自学室の充実
教室とオンラインで利用できる自習室を設け、子どもは自分のリズムに合わせて学習を進められます。

4. 体験型学習
月2回の探究講座を通じて、実際にフィールドへ出かけ、教科書では学べない現実を体験することができます。

合格率と実績

シグマTECHは2019年に設立以来、卒業生191名を輩出し、難関校進学率は26.7％、偏差値55以上の学校への進学率は61.7％という高い水準を誇っています。つまり「夕食を家で食べる」というスタイルを維持しつつ、難関校への合格も実現可能であることが立証されています。

このように、シグマTECHは子どもたちの健全な成長と学力向上を両立させる新しいモデルを構築することで、今後の中学受験界における必須の選択肢となることが期待されます。