宮城県南三陸町で、今年11月下旬から開催される「南三陸町産 天然あわびフェア~解禁日からの旬を味わう100日間~」が、地元の飲食店や宿泊施設を中心に新鮮な天然あわびの魅力を届けるイベントです。このフェアは、南三陸町の観光協会が主催し、地域のこだわりの料理やサービスを予定しています。
南三陸町は、1928年に干しあわびが昭和天皇に献上される等、古くから質の高いあわびの産地として知られており、毎年、あわび漁の解禁日には地元の漁師が朝早くから海に出て新鮮なあわびを求めています。今シーズンの天然あわびフェアでは、この新鮮なあわびを使用した様々な料理や宿泊プランを用意し、一年で最も美味しい旬の時期を皆さんに楽しく味わっていただきます。
催事に参加する飲食店では、「あわびのしゃぶしゃぶ」や「あわびの炊き込みご飯」など、あわびを活かした多彩なメニューが提供されます。また、宿泊施設では「漁師の舟盛会席プラン」や「あわびの刺身プラン」など、南三陸の特産を存分に味わえる贅沢な宿泊体験が魅力です。これらの特別メニューを通じて、南三陸町のあわびの新たな魅力を感じてもらえる機会になるでしょう。
南三陸町の天然あわび漁は、朝日が昇るとともに始まる壮観な光景です。この「開口日」は年に数回あり、漁師だけがその日だけ天然あわびを採取できる権利を持っています。漁師たちは、専用の道具を使い、本来の味わいを確認しながら丹念にあわびを捕まえます。天然あわびは成長に4〜5年を要し、その育成にも地域の漁業組合が力を入れています。こうして自然環境の保護がなされているからこそ、最高品質のあわびを皆さんに提供することができるのです。
フェアの詳細は、公式サイト及び参加店舗情報を元に随時更新される予定で、各店舗では週末限定や数量限定のメニューもあります。参加店舗には、地元の人気食事処や民宿が名を連ね、地域に根ざした魅力的な体験を提供しています。また、プレゼントキャンペーンや宿泊特典なども用意されており、南三陸町ならではの体験を満喫できるチャンスです。
さらに、フェア開催期間中には「歌津あわび祭り」や「ラムサール志津川湾おすばで祭り」などの関連イベントも行われ、多彩なアクティビティの中であわびを楽しむことができます。
このフェアは、南三陸町の観光協会を通じて地域の魅力を再発見し、豊かな自然と地元の食文化を体験できる絶好の機会です。ぜひ、旬の天然あわびを味わいに南三陸町を訪れてみてはいかがでしょうか。