ナリス化粧品の快挙
2025-05-16 15:25:31

ナリス化粧品、ふきとり化粧水で国内シェア10年連続No.1の快挙を達成

株式会社ナリス化粧品は、2024年度の「企業別国内販売動向調査」において、主力商品である「ふきとり化粧水」が国内市場で10年連続でシェアNo.1を達成したと発表しました。この結果は、2015年度から始まった同社のふきとり化粧水に関連する調査に基づいています。

調査によると、2015年度のふきとり化粧水市場は170億円でしたが、その後順調に拡大し、2019年度には199億円に達しました。しかしながら、2020年度には新型コロナウイルスの影響により170億円に戻り、その後も横ばいの状態が続いています。2024年度の市場規模は168億円と推定されており、ナリス化粧品はその中で14.6%の構成比を持っています。

最近のトレンドを見てみると、競合他社が新しいふきとり化粧水を投入したり、低価格で簡便なアイテムが増えていることが顕著です。特に、フェイスマスクやトナーパッドのような新しい形状のアイテムが昨年度から一層注目されるようになりました。また、消費者のスキンケアに対するニーズも変化しており、一つの製品で全てのケアを済ませられることが好まれる傾向が強まっています。

ナリス化粧品の「ネイチャーコンク」ブランドは、特に低価格帯で流通し、前年対比で115%の成長を記録するなど好調です。その一方で、高価格帯のブランドにおいては売上の減少が見られます。ナリス化粧品では、消費者の様々なニーズに対応し、ふきとり化粧水の理解と認知を広める努力を続けています。

ふきとり化粧水の歴史は長く、1937年には創業者の村岡満義が初めてこの製品を発表しました。この製品の目的は、余分な老化角質を取り除くことで肌のターンオーバーを助けることでした。当時のスキンケアでは「塗り重ねる」ことが主流でしたが、ナリスはふきとり化粧水を使用した後に化粧水を使うという新しいスタイルを提案しました。

ナリス化粧品では、すべてのふきとり化粧水に「コンク」という名称を採用しています。これは、濃縮した栄養を肌に与えたいという思いから名付けられたものです。さらに、「ネイチャーコンク」シリーズは、最近では一般流通に初めて展開され、リピート率が54.8%と高い数字を記録しています。

ナリス化粧品は今後も、ふきとり化粧水の新たな製品を展開していきます。2024年5月21日には「ルクエふきとり保湿マスク」が発売され、1品で保湿とふき取りが同時に行えるという特徴があります。

このように、ナリス化粧品は市場のニーズを捉えながらも独自の美容理論を持ち続けており、今後もスキンケアの分野において影響力を拡大し続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ナリス化粧品
住所
大阪府大阪市福島区海老江1-11-17
電話番号
06-6458-5801

トピックス(コスメ・メイク・美容)

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