新潟大学の新たな学びの場「OMNライブラリーホール」が誕生

新潟大学に新設された「OMNライブラリーホール」の意義

新潟大学の五十嵐キャンパスに位置する中央図書館内に、新たに「OMNライブラリーホール」が誕生しました。このホールは、オーエムネットワーク株式会社（OMN）がネーミングライツを取得し、学生の学びをサポートするために設計されています。2025年12月2日に行われた除幕式には新潟大学の関係者やOMNの代表者が出席し、期待の高さを示しました。

ネーミングライツ取得の背景

新潟県内には企業間の協力や産学連携に対するポジティブなエネルギーが存在していますが、学生の学習環境を直接支援する取り組みはまだ途上です。OMNはこのギャップを埋めるため、図書館のホールに直接的に関与することを決定。これにより、学生たちが新しい挑戦を重ね、成長する拠点としての役割を果たすことを目指しています。

OMNライブラリーホールは、これまでにも論文発表会や学会、公開講演、高校生の訪問など、さまざまな活動が行われてきた「知と交流のハブ」です。この場所が今後、より多様な出会いと実践の場に進化することが期待されています。

除幕式の様子と代表コメント

除幕式では、「学生を主役に」をキャッチフレーズに掲げ、OMNと新潟大学が提携し、新たな運用方針を共有しました。OMNの代表取締役である山岸真也氏は、「新潟大学で学ぶ学生たちが、このホールで得た経験を未来に生かす事ができるよう支援することを誇りに思っています。これは、単なる名前を冠することだけではなく、皆さんの成長を応援するための約束」と述べました。

また、OMNの社員には新潟大学の卒業生もおり、彼らはこのプロジェクトに深い共鳴を示しています。工学部出身の社員は「学生時代に利用していたこのホールに再び関わりを持つことができて嬉しい」と語り、今後の学生たちに価値のある体験を提供できることを願っています。

今後の展開

OMNライブラリーホールが開設されたことにより、廃れることのないパートナーシップの重要性が再認識されています。これからは、学生の挑戦を後押しするさまざまなイベントや地域との共同プロジェクトなど、多様な取り組みを進めていく方針です。この場所が、大学、地域、企業が協力し合う「持続的な関係性」の象徴となることが期待されます。

新潟大学とOMNの新たな関係は、地域へ向けた新しい可能性の開花を示しています。学生たちが多様な刺激を受けながら成長し、次世代を担う力を育む場所として、OMNライブラリーホールは重要な役割を果たすことでしょう。これからも、新しい学びを叶えるための「共創」を進めていく意向が示されています。