不動産業界に新たな動きが見られます。株式会社住宅テックラボ(本社:東京都足立区)と株式会社センチュリー21・ジャパン(本社:東京都港区)が業務提携を結び、2024年7月から家主名簿取得サービス「オーナーサーチ」を提供することが発表されました。このサービスは、特に加盟店に向けて特別価格で提供され、ユーザーにとっても大きな魅力となることでしょう。
「オーナーサーチ」の特徴と利点
住宅テックラボが提供する「オーナーサーチ」は、単純に不動産登記情報を提供するだけではありません。それに加え、過去の賃貸履歴や空室率、設備設置状況、現行賃料、想定資産額など、様々な情報を組み合わせて提供する国内唯一の家主名簿取得サービスです。このサービスを利用することで、業界関係者はより精度の高い情報を得ることができ、効率的な不動産管理が実現します。
価格の透明性
「オーナーサーチ」では、情報の取得単価は385円(税込)からとリーズナブルに設定されていますが、取得内容によって変動します。この透明性は、加盟店にとって安心感をもたらす要素となるでしょう。
情報の幅広さ
このサービスの利点は、電話番号や建物の空室率、募集履歴といった、登記事項証明書には記載されていない情報も取得できる点です。これにより、加盟店はより詳細な情報に基づいた意思決定が可能となります。
使いやすさを追求
また、ブラウザを利用して管理が可能なため、家主名・所在地・建物名での検索や、取得履歴の組織内共有、重複取得の排除などが容易に行えます。複数の条件を設定して情報を取得できるため、業務の効率を大きく向上させることが期待されます。
企業情報
住宅テックラボは2022年に設立された新しい企業で、代表取締役の梶宏輔氏が率いています。同社は不動産情報配信や情報分析、各種開発受託事業、コンサルティング事業などを展開。また、センチュリー21・ジャパンは1983年に設立されたフランチャイズ本部で、業界内でも広く知られています。
今後の展望
この提携は、今後の不動産業界におけるデータ活用の新たなモデルを提示するものです。「オーナーサーチ」が提供する豊富な情報と手頃な価格設定は、業界全体の効率を大幅に改善する手助けとなるでしょう。加えて、不動産業界における競争が激化する中、このサービスがどのような成果をもたらすか、ますます注目されることでしょう。