不動産ポータルサイトietty、第三者割当増資を実施しサービス拡大を目指す

株式会社ietty、第三者割当増資で新たなステージへ

不動産ポータルサイト「ietty」を運営する株式会社iettyが、ミクシィの投資子会社であるアイ・マーキュリーキャピタルへの第三者割当増資を実施しました。この資金調達により、iettyはさらなるサービス向上とエリアの拡大を図ります。

1. iettyとは？

iettyは、お部屋探しをサポートするためのサイトで、特に「Facebook連動型」という独自のアプローチで知られています。これは、業界初となる試みであり、借り手と営業マンの双方のニーズに応えることで、賃貸物件探しをよりスムーズにするためのサービスです。2013年6月のサービス開始以降、業界内で非常に大きな顧客データベースを築いており、レットよりもかなり広範な情報提供が可能です。

2. 現在の課題とiettyの解決策

賃貸物件を探す際、インターネットで情報を集める人が全体の約90%を占めていると言われていますが、従来のサービスでは多くの借り手が受動的であり、自ら積極的に情報を収集する必要がありました。また、営業側も待ち受け営業のみという限られたアプローチしかできず、効率の悪い状況が続いていました。

iettyでは、スマートフォンの普及とSNSの発展に着目し、ユーザーが希望条件を簡単に入力することで営業マンが提案を行うシステムを構築。これにより、相互にとって効率的なマッチングを実現しています。

3. iettyの特徴

「ietty」の最大の特徴は、借り手と営業マンの双方向のマッチングによって、双方がより良い条件で取引を結ぶチャンスが高まる点です。借り手が条件を入力すると、営業マンがそれに最適な物件を提案できるようになります。また、営業マン同士の競争が発生するため、より競争力のある条件を提示してもらえる可能性があります。

営業マンにとっては、iatty上で借り手の条件を把握し、アプローチの幅を広げることが可能になり、より積極的な営業活動が行える環境が整えられています。さらに、従来のオープンな場で掲載しきれなかったような非公開物件や特別価格の情報を借り手に直接提供できるチャンスも拡大しています。

4. 今後の展開

iecは、今回の増資を活用して、ユーザー向けのスマートフォンアプリ開発や加盟店向けのシステム改善を行い、さらにはウェブマーケティングや法人営業体制の強化を目指した人材採用を進めています。これによって、現在は東京23区を中心としているサービスの展開エリアを徐々に拡大していく予定です。

この一連の施策を通じて、iettyは「不動産業界を根底から変革する新しい価値を創造する」という事業ミッションを実現していくことでしょう。