マウザーが新たに取り扱うKYOCERA AVXのコネクタ
マウザー・エレクトロニクスは、米国南部サウスキャロライナ州を拠点とするKYOCERA AVXが開発した、業界初の上下両接点タイプのカードエッジコネクタ「9159-800」の取り扱いを開始しました。この製品は、様々な環境で使用される電子部品のニーズに応えるための高性能なソリューションを提供します。
新技術による競争力
「9159-800」は、ベリリウム銅製の高強度コンプレッションコンタクトを採用しています。これによって、ピッチを1ミリメートル縮小し、小型の設計が可能となりました。特に、基板の上下どちらの位置からでも簡単に設置できるため、設計者にとっては大きな利便性が得られます。極数は4から20のバリエーションがあり、この広範な選択肢は多様な産業用アプリケーションに適応します。
詳細なデザイン特性として、基板の高さはわずか3.5mmしかないため、スペースを有効活用したい時に最適です。また、ハンダ付けが不要で取り付けが容易なため、設置作業の効率化も実現できます。接点ごとに最大2Aの電流に対応し、150VACまたは同等のDC電圧に対して安定した動作を提供することができます。さらに、耐久性にも優れ、最大50回の接続が可能です。
幅広い応用範囲
ホームオートメーションや産業用製造機器、白物家電、インフォテインメントシステム、カーエレクトロニクスなど多様な分野での使用が期待されています。「9159-800」は低接触抵抗設計で、特に厳しい動作条件下でもその性能を発揮します。その動作温度範囲は-40°Cから+125°Cまで幅広く、保管温度範囲も-40°Cから+60°Cと、様々な環境に対応できる強みがあります。ULおよびRoHS規格にも適合しており、安全性と環境配慮の両面からも優れた製品であると言えます。
マウザーによるサポート
マウザーは、KYOCERA AVXの正規代理店として、最新の電子部品や半導体製品を迅速に届けることを使命としています。提携メーカーによるトレーサビリティや100%認定済みの純正品のみを取り扱い、エンジニアとバイヤーに高品質な製品を提供しています。マウザーのウェブサイトでは、技術的なリソースやアプリケーションノート、設計情報の豊富なライブラリを閲覧可能で、エンジニアの設計開発を支援する資料が揃っています。
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マウザー・エレクトロニクスとKYOCERA AVXの協力
KYOCERA AVXは、先端的な電子部品の開発だけでなく、幅広い市場での技術革新を推進しています。京セラ株式会社の完全子会社として、15カ国以上に拡大した研究・開発拠点を持つ同社は、高品質な製品を提供することで、技術を通じてより良い未来の実現に寄与しています。5GやIoT、高度な自動化技術が求められる現代において、KYOCERA AVXの製品は重要な役割を果たし続けるでしょう。
詳しくは、マウザーのウェブサイトを訪問し、KYOCERA AVXの「9159-800」に関する詳細情報をご覧ください。