日本通販CRM協会の設立
2015年5月14日、唯一無二の存在となる『一般社団法人 日本通販CRM協会』が設立されることが発表されました。この協会は日本におけるEC・通販業界に特化したCRM(顧客関係管理)の普及・発展を目指しています。設立記念レセプションとセミナーが同日に開催される予定です。
協会の理念と必要性
この協会の理念は、『本物のリレーションシップ通販CRM普及活動を通じ、消費者にとって快適な通販業界・CRM業界へ発展させる』というもの。近年、EC・通販市場は成長していますが、CRM活動に関する知見が不足している企業が多数存在しています。そのため、消費者からのレスポンスに偏った一方的な営業活動が行われ、大量のメールやダイレクトメールが送り続けられているのが現状です。
必要のない情報で溢れかえる中、消費者は本当に必要な情報を見極めることが難しくなっています。これにより、企業による情報提供の価値が低下することが懸念され、結果的に通販市場の成長にブレーキをかける要因にもなりかねません。
そのため、本協会はEC・通販事業者のCRM活動をレスポンスからリレーションシップへとシフトさせるための啓発活動に取り組むことが急務と認識しています。これにより消費者がより快適な通販体験を得られ、業界全体の育成へも貢献することが期待されています。
主要活動の軸
協会は以下の4つの軸に基づいて活動を展開します。
1.
消費者にとって快適な業界育成:大手EC・通販企業とのリレーションシップを構築し、各社の強みを発見するためのセミナーや勉強会を開催します。
2.
EC・通販市場の向上:顧客とのリレーションシップを強化し、充実した通販サービスを提供するとともに、市場の拡大を目指します。
3.
EC・通販CRM市場の向上:マーケティング活動のために必要なデータの研究を行い、業界の向上に寄与します。
4.
優良CRM活動の推進:リレーションシップ思考を磨くことで、企業に新たな価値を創出する支援を行います。
CRM普及のための具体的活動
協会は次のような活動を計画しています。
- - セミナー講演会:CRMの専門家によるセミナーを毎月開催し、最新の知見を提供します。
- - 業界データレポート:自社の立ち位置や業界の動向を把握し、自社のCRMマーケティング強化に役立つレポートを提供します。
- - 顧客満足推進マーク:リレーションシップに重きを置く企業を認証する『顧客満足推進マーク』の普及を目指し、消費者に安心して通販を利用してもらう環境を整えます。
設立記念レセプションとセミナー
設立当日は、多くのEC・通販企業の代表者にご参加いただき、業界の最新動向に関する情報交換が行われる貴重な機会となります。
このプロジェクトを通じて、消費者が満足できる通販体験を実現し、業界全体が発展することを期待しています。興味のある方は、WEB申し込みフォームまたは電話・FAXでの予約をお待ちしております。
詳細情報は、
公式WEBサイトでご覧いただけます。