オカモトが新たに発売するコンドームが進化した理由とは

オカモト、新しいコンドームを発表

オカモト株式会社は、性感染症の予防意識を高め、コンドームの着用率を向上させることを目指し、日本初となる「ビバジェルつきコンドーム」と「デザインコンドーム」を発表しました。これらの新製品は、従来のコンドームにはない新しいアプローチを提供し、より多くの人々にコンドームの使用を促すことを目的としています。

ビバジェルつきコンドームの特徴

「ビバジェルつきコンドーム」は、日本で初めて「ビバジェル」を採用したコンドームです。このビバジェルには、オーストラリアのスターファーマ社が開発した成分「SPL7013」が配合されています。これにより、HIVやヘルペスウイルスに対する抗ウイルス作用が確認されているそうです。ただし、臨床における効果は未確認となっています。この商品は、性感染症の予防に対する意識を高めたいという想いから開発されました。

デザインコンドームの魅力

一方で「デザインコンドーム」は、表面にさまざまなデザインや文字をプリントできる新しいタイプのコンドームです。日本特有の浮世絵や「プレゼント」「イベント」など、購買意欲をかき立てるデザインが可能となっています。特に、羞恥心から購入をためらう人々にとって、こうしたデザインコンドームは購入を容易にし、気軽に使用できるようになることを目指しています。

オカモトの取り組み

オカモトは、2015年に設立した「オカモトラバーズ研究所」を通じて、コンドームの啓発活動を行ってきました。また、2019年の調査によれば、約70％の人々がコンドームを着用せずに性交渉を行い、5人に1人以上が全く使用しないということが明らかになりました。これに対抗する形で、新製品の開発に乗り出したのです。

今後の展望

新製品はコンドーム専門店「コンドマニア」にて取り扱われ、海外からの観光客や若者へアプローチを予定しています。さらに、特注デザインの受注も計画されています。オカモトは今後も、性感染症や予想外の妊娠を防ぐために、さまざまな取り組みを通じてコンドームの普及活動を続けていくとしています。

これからの性生活において、オカモトの新しいコンドームが与える影響に期待が寄せられています。コンドームの使用が、より身近な選択肢となることを願っています。