苫小牧蓄電所の新設
2025-10-06 14:30:27

北海道苫小牧に新たな蓄電所が誕生、持続可能な電力供給の未来へ

北海道苫小牧市に新しい系統用蓄電所が登場



株式会社パワーエックスが、株式会社JAPEXとの共同プロジェクトで新設する「JAPEX苫小牧蓄電所」において、優れた系統用蓄電システム「Mega Power 2700A」が39台導入されることが決まりました。この新しい蓄電所は、北海道電力エリアの電力需給の安定化を図る重要な役割を果たすことが期待されています。

新設の背景と目的



北海道のエネルギー需要は年々増加しており、特に再生可能エネルギーの導入が進む中で、電力供給の安定性が求められています。このため、蓄電システムは重要なインフラとして位置づけられており、特に蓄電所はその中心的な存在です。

JAPEXが手がける「JAPEX苫小牧蓄電所」は、2027年秋頃から運転を開始し、北海道の電力系統に接続されます。運転開始後は、特に再生可能エネルギーの更なる導入を促進する役割が期待されています。

系統用蓄電システムの詳細



今回導入される「Mega Power 2700A」は、39台が設置され、合計容量は106.9 MWhとなります。これは一般家庭約1万世帯の1日の電力消費に相当し、高い蓄電能力が特徴です。各システムは、20フィートコンテナ形式で、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池を搭載しています。

さらに、このシステムの設計・施工は京セラコミュニケーションシステム株式会社が担当しており、確かな技術力で信頼性の高い蓄電システムとなっています。

経済産業省からの支援



本プロジェクトは、経済産業省・資源エネルギー庁が行う「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」にも採択されています。公的な支援を受けることで、より多くの再生可能エネルギーを蓄えることが可能となります。

未来への貢献



パワーエックスは、地元で開発・製造される蓄電システムを通じてカーボンニュートラルの実現に向けて努力を続けています。この新しい蓄電所の設立を契機に、持続可能な電力供給の未来が切り開かれることでしょう。地域の電力需給の安定化はもちろん、さらなる再生可能エネルギーの導入を進めるための一助となることが期待されます。

苫小牧の新しい蓄電所は、環境への配慮と地域の持続可能なエネルギー供給に寄与する新たなステップとなります。これからの北海道のエネルギー戦略の中で、大きな役割を果たすことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社パワーエックス
住所
岡山県玉野市田井6-9-1
電話番号

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