TRONがWeb3カンファレンス「WebX」のタイトルスポンサーに決定
一般社団法人WebX実行委員会が主催し、株式会社CoinPostが運営を担当するアジア最大のWeb3カンファレンス「WebX」が、2025年8月25日と26日の2日間、ザ・プリンスパークタワー東京で開催されることが発表されました。この重要なカンファレンスのタイトルスポンサーとして、分散型インターネットの推進を目指すTRONが名を連ねることとなりました。
TRONとは
TRONは、2017年に創設者H.E.ジャスティン・サンによって設立され、今や世界最大のオープンブロックチェーンプラットフォームの一つに成長しています。TRONは分散型インターネットの基盤を構築し、多くの分散型アプリケーション(DApps)を支える高いスループットと可用性を誇るエコシステムを提供しています。2021年には分散型自律組織(DAO)への進化を遂げ、この分野においても急成長を遂げています。
実績と規模
2025年4月時点で、TRONのデータによると、ブロックチェーン上には3億以上のアカウントが存在し、100億件を超える取引が行われています。その結果、200億米ドル以上の総ロック額(TVL)を達成しています。また、68.6億米ドル相当のUSDTが流通し、米ドルに連動したステーブルコインネットワークでも一つの地位を確立しています。
TRONのエコシステムはDeFi、NFT、DApps、ステーブルコイン、分散ストレージなど多岐にわたる分野をリードしており、革新的な技術と製品が次々と登場しています。代表的な製品であるTRC20-USDTは流通ランキングで常に上位に位置しており、ユーザーに多様な選択肢を提供しています。
WebX開催の背景
日本では、政府のWeb3戦略が推進され、世界からの注目が集まっています。岸田総理による投資呼びかけや、経団連のWeb3推進戦略の策定など、数々の発表が行われました。特に、アニメやゲームなどのコンテンツ産業が強い日本は、Web3の技術の導入を通じて新たな機会を得ることが期待されています。
しかしながら、規制や環境の課題が存在することも事実で、国外への人材流出や新人スタートアップの不足といった問題も指摘されています。これらを克服するためには、国際交流や情報のスムーズな流通が不可欠であり、WebXはその一助として位置付けられています。
WebXの目的と特徴
WebXは、世界中のWeb2・Web3関連プロジェクト、起業家、投資家、開発者を招いて行われる大規模なカンファレンスです。来場者は多様なプログラムに参加する機会があり、各種講演やワークショップを通じて知識の深耕やネットワーキングが行えます。
さらに、WebXの開催によって、日本を含む世界各国でのWeb3関連ビジネスの推進が期待されており、実際に2025年には2日間で20,000人以上の来場者を見込んでいます。
TRONの今後の展望
TRONは、安全で効率的なグローバル決済レイヤーの構築を目指し、さらに多くの開発者支援を行っていく方針を明らかにしました。2025年には決済、DeFi、AIの統合を進め、Web3の成長を加速させることを目指しています。
TRONは、ものづくりを通じて、国内外の革新的なブロックチェーンアプリケーションの推進に貢献できることを期待しています。WebXでは新たな出会いや交流の場を提供し、参加者とともに未来のブロックチェーン技術を探求することを楽しみにしています。
公式サイトやチケット情報についても詳細が発表されており、WEB3に関心のある多くの方々からの参加が期待されます。