関西大学と山脇学園中・高校がデータサイエンス教育で連携
関西大学が4月に設置予定のビジネスデータサイエンス学部は、東京都の山脇学園中学校・高等学校と高大連携協定を締結しました。これにより、同大学は高校と協力し、データサイエンスの教育を促進することを目指しています。協定は、DC人材の育成を意識した新たな取り組みであり、この連携がその第一歩となります。
新たな連携の目的
この協定の背景には、現在の社会が直面している課題があります。多様化するビジネスや技術の変化に対応できる人材が求められている中、中等教育からDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応した教育を行うことが重要視されています。関西大学は、教育の現場にデータサイエンスの知識を取り入れ、高校生が将来の社会で活躍できる力を養うことを目指しています。
連携協定の内容
具体的な取り組みとしては、次のような活動が予定されています。
1.
講義・説明会の実施:大学の教職員が山脇学園の生徒に対して、データサイエンスに関する講義や説明会を行います。
2.
生徒同士の交流:関西大学の学生と高校生の交流を計画し、実際の経験を通じた学びを促進します。
3.
教職員間の情報交換:大学と高校の教職員が相互に情報を交換し、それぞれの教育方針を共有します。
4.
DX人材育成を目指す体制構築:中等教育におけるDX人材育成のための協力体制を確立します。
5.
その他の協議事項:双方ともに合意した事項について、随時協議していきます。
期待される成果
関西大学の商学部長予定者、鷲尾隆教授は、「この連携を通じて、生徒がデータを活用し社会を洞察する力を身につけていくことを期待しています」と述べました。また、山脇学園高等学校の西川史子校長は、「情報を上手に使いこなし、社会課題に立ち向かう女性の育成に貢献できることに喜びを感じています」と、この取り組みに対する期待を表明しました。
このように、関西大学と山脇学園中・高等学校の協定締結は、今後の教育に大きな影響を与える可能性を秘めています。両者の協力によって、さらなる人材育成が進むことが期待されます。
今後もこのような取り組みが全国に広がり、デジタル時代に対応できる優れた人材が育成されることを願っています。
連絡先
この連携に関する問い合わせは、関西大学の総合企画室広報課(07-6368-1937、メール:
[email protected])までお願いいたします。