三鈞日本が発表した新しいアルミケーブル接続ソリューション
近年、再生可能エネルギーや大規模インフラ工事において、銅ケーブルの盗難や価格高騰が大きな課題となっています。これらの問題を受け、三鈞日本株式会社(SUNKEAN JAPAN K.K.)は、軽量かつコスト効率に優れたアルミケーブルを利用した新たな接続ソリューションを発表しました。アルミケーブルは、銅ケーブルに対する優位性を有しており、特に太陽光発電や遠隔地プロジェクトにおいて、その採用が急速に広がっています。
アルミケーブルの選択理由
アルミは軽便で価格が低いため、資材費や輸送費の削減につながり、また施工時の負担を軽減する利点があります。しかし、物理的および化学的特性の違いから、銅とアルミを安定的に接続することは簡単ではありません。電気化学的腐食や接触抵抗の増加といったリスクを避けるために、総合的な接続ソリューションが求められています。
SUNKEANの接続ソリューション
1. SUNKEANアルミケーブルとバイメタル端子
SUNKEANは、アルミ導体と銅端子を強固に結合する摩擦溶接を採用したバイメタル端子を提供し、施工性や信頼性を高めています。また、端子の表面にはすずメッキ処理が施されており、耐久性が向上しています。
2. Panduitと共同開発したバイメタル端子
三鈞日本はPanduitと協力し、銅とアルミのハイブリッド構造を持つバイメタル端子の開発を行いました。この端子は、銅製ブレーカーや端子台に直接取り付けることができ、両者の連携により適合テストが実施され、信頼性が証明されています。
アルミケーブル直線接続ソリューションとTE Connectivity
さらに、SUNKEANはTE Connectivityと提携し、アルミ導体と銅導体が直接接続できるメカニカル導体接続管を導入しました。これは、圧着ツールなしで施工可能で、現場での利用が容易です。
TEメカニカル導体接続管の特長
- - 両導体対応:銅線とアルミ線の異種接続が可能です。
- - 施工の簡便さ:一般的な工具を使用した施工が可能で、効率を大幅に向上させます。
- - 基準準拠:主要な業界標準に準拠しており、安心して使用できます。
結論
再生可能エネルギー分野でのアルミケーブルの採用は、コスト削減と盗難防止の観点から無視できない流れとなっています。三鈞日本は、高品質なケーブルと包括的なソリューションを提供し、顧客に安全で効果的な選択肢を提示しています。今後も技術革新を進め、世界の再生可能エネルギー産業に貢献していく計画です。
会社情報
- - 会社名:三鈞日本株式会社(SUNKEAN JAPAN K.K.)
- - 所在地:〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン14F
- - 設立年:2018年
- - 事業内容:電線・ケーブルの製造及び販売、太陽光発電関連製品の開発・販売
- - 公式サイト:www.sunkean.com
お問い合わせ先
今後とも、三鈞日本にご期待ください。