新しい風味をここに：ウォーターフォードウイスキーの取り扱いが開始

株式会社都光がウォーターフォードのウイスキーを新たに取扱い開始

東京都台東区に位置する株式会社都光は、2024年8月30日から、『ウォーターフォード蒸溜所』のウイスキーを正規代理店として取り扱うことを発表しました。この新たな取り扱いによって、日本のウイスキー愛好者に向けて、より自然な風味のウイスキーが届くことに期待が寄せられています。

ウォーターフォード蒸溜所の背景

『ウォーターフォード蒸溜所』は、ワインとウイスキーの世界で40年以上の経験を持つ創業者マーク・レイニエによって設立されました。彼は、ボトラーズブランド「マーレイ・マクダヴィッド」の立ち上げやブルックラディ蒸溜所の復興を経て、ウイスキーの本質に立ち返るべく、アイルランドにてこの蒸溜所を設立しました。

このブランドの特徴は、ウイスキー製造において重要視されることの少ない「大麦」に注力し、その原料を農場ごとに仕込み、必要な設備と技術を用いることで、それぞれのテロワールを明確に表現している点です。特に、アイルランドの契約農家から調達した大麦は、農場ごとに異なる風味を持ち、最新のハイドロミルやマッシュフィルターを使用することでその個性を最大限に引き出しています。

熟成には、フレンチオークワイン樽やバーボン樽、アメリカンオーク新樽、特別なヴァン・ドゥー・ナチュレル樽を使用しており、その樽への投資は惜しみません。また、その製造の全プロセスについても透明性が重視されており、ボトルには「テロワールコード」が記されています。このコードを使用することで、農場、発酵時間、使用した樽などの詳細にアクセスが可能です。

ウイスキーの味わい、多彩なラインナップ

1. ウォーターフォードキュヴェアルゴー
- アルコール度数: 47%
- 価格: 6,000円+税
- テイスティングコメント: 香りはオレンジピール、アーモンド、ミックスベリーなどのフルーティさが広がる。後味にはグラノーラやバーベキューの風味が感じられ、ドライな風味が楽しめます。

2. ウォーターフォードザ・キュヴェ
- アルコール度数: 50%
- 価格: 8,500円+税
- テイスティングコメント: 複層的な香りには赤リンゴと熟成したバナナの皮が感じられ、味わいはダークチョコレートのように深い層を持っています。

3. ウォーターフォードオーガニックガイア 2.1
- アルコール度数: 50%
- 価格: 10,000円+税
- テイスティングコメント: フルーツサラダやミルクチョコレートの香りが広がり、味わいはスパイシーさが強く、様々なフレーバーが交錯します。

4. ウォーターフォードピートウッドブルック
- アルコール度数: 50%
- 価格: 11,000円+税
- テイスティングコメント: 香りはレモンの皮と草原の花が感じられ、味わいはスパイシーで複雑なニュアンスが特長です。

このように、ウォーターフォード蒸溜所のウイスキーは、アイルランドの豊かなテロワールを反映した深みのある味わいが魅力です。今後、このウイスキーが日本市場でどのように受け入れられるのか、非常に楽しみです。