AI-1グランプリが新たな風を吹き込む
2023年、会計業界に初めてのAI活用コンテスト「AI-1グランプリ」が開催されました。この大会は、AI研究会が主催し、会員事務所が実際に業務に活用しているAIプロンプトの出来栄えを競うもので、税理士法人九段会計事務所が見事最優秀賞に輝きました。その取り組みや、他の受賞事務所のユニークなプロンプトについて詳しく見ていきます。
AI-1グランプリとは?
AI-1グランプリは、会員事務所が自らのAI技術の応用を披露する場として設計されており、応募があった122件のプロンプトから審査が行われました。審査員には、セブンセンス税理士法人の大野修平氏が名を連ね、アイデアや実用性、生産性向上といった4つの評価基準で審査を実施。
最優秀賞の九段会計事務所
九段会計事務所が受賞したプロンプト「顧客別処理マニュアル作成」は、業務手順をAIが対話形式で聞き取り、迅速に引き継ぎ用のマニュアルを作成する画期的なシステムです。これにより、担当者の変更に伴う引き継ぎコストが大幅に削減されることが期待されています。競争が激しい会計業界において、AIを駆使することで問題解決へのアプローチを大きく進化させました。
審査コメントでも、「AI活用のお手本」として高く評価されており、その実用性は証明されています。また、Notion対応など高い汎用性がビジネス現場での活用を可能にしており、今後の進展が楽しみです。
優秀賞受賞事務所の取り組み
優秀賞も他の事務所が独創的なプロンプトを応募し、混戦を繰り広げた結果、3事務所がその栄誉を手にしました。ソルビス税理士法人は「税務調査模擬演習シミュレーター」を開発し、AIが想定質問を生成・アウトプットする仕組みを構築。これにより、担当者の事前トレーニングに革命をもたらしました。
ブレダ税理士事務所の「リードくん」は問い合わせ内容を分析し、初回面談で使用する資料を自動生成。顧客満足度向上のため、必要な情報を迅速に提供。さらに、税理士法人ティグレパートナーズは、前期と当期の財務データを比較するAIツールを開発し、業務の効率化を進めました。
特別賞にも注目
各賞には「審査員特別賞」も設けられ、独特なアイデアを発揮した10事務所が受賞。内容は「機密情報マスキング」、「財務分析資料作成」、「創業型持続化補助金事業計画書作成」など、多岐にわたりました。これにより、様々な業務課題の解決に向けたアイデアが生まれています。
AI研究会の取り組み
このコンテストの背後には、AI研究会の存在があります。AI研究会は、会計業界のAI活用を支援し、会員同士の情報共有や、実践的な知識の収集を行っています。そして何より、次代の会計事務所の姿を描き、中小企業活性化へとつなげる努力をしています。
未来の展望
AI-1グランプリは、今後も続けられる予定で、参加する会計事務所の数は増える見込みです。この大会を通じてさまざまな革新が生まれ、会計業界全体が向上していくことが期待されます。AI技術の進化が業務の根本を変えていくこを実感できる未来が楽しみです。
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