gumiとSBIが共同で新たな暗号資産運用ファンドを設立
株式会社gumiは、SBIホールディングスと共同で上場暗号資産を運用するファンドの設立を決定しました。このファンドは、急成長する暗号資産関連市場に対応し、その進化に伴う新たなビジネスチャンスを捉えることを目的としています。
ファンド設立の背景
暗号資産は近年、急速に市場の拡大を続けています。gumiは2018年にgumi Cryptos Capital ⅠというVCファンドを設立し、その後もブロックチェーン技術を活用した様々な事業に取り組んできました。この長年の実績が、今回のファンド設立に繋がっています。
更に、2022年に行ったSBIとの資本業務提携を通じて、gC Labsという子会社が暗号資産の運用戦略を考案。運用成果は社内で確認されており、こうした経験を活かしてファンドの設立へと進んでいます。
暗号資産が世界的に金融資産として認知される中、特にDeFi(分散型金融サービス)の発展や、各国でのETF(上場投資信託)の承認が進むことで市場の成長は加速しています。日本においても、政府のweb3政策が推進され、暗号資産市場における環境整備が進展しています。
ファンドの詳細と目的
新たに設立されるファンドは以下の特徴を持っています:
- - 形態: 商法上の匿名組合
- - 募集形式: 私募
- - ファンド規模: 数十億円程度
- - 存続期間: 3年
このファンドは、上場暗号資産の運用を行う事業体として、東京港区に本社を置く合同会社として設立される予定です。出資比率については、SBIが51%、gC Labsが49%となる見込みです。
このファンドが目指すのは、暗号資産市場における先進的な金融サービスの提供です。両社の技術や金融ノウハウを駆使し、より高いパフォーマンスを実現。更に、一般投資家も対象にすることで、投資ニーズに柔軟に応える仕組みを構築していく考えです。
それに続く展望
gumiとSBIの共同ファンド設立は、暗号資産市場の新たな動きを象徴しています。このファンドは、先進的な金融商品を提供し、業界全体の成長を後押しするものと位置づけられます。また、一般投資家を対象とした展開によって、より多くの人々が暗号資産市場に参加する機会が増えるでしょう。
将来的には、他の分野への投資や新たな金融市場の創出も視野に入れており、持続可能な運用が期待されています。
株式会社gC Labsは、gumiの100%子会社として、ブロックチェーン技術を活用した社会実験と新産業の創造に注力しています。一方、gumiはモバイルオンラインゲーム事業とブロックチェーン関連事業を展開する企業で、今回のファンド設立もその一環とされています。
今回のファンド設立が、暗号資産市場に新たな風を吹き込むことを期待します。