首都圏戸建住宅購入者の8割が資産価値重視、今後のトレンドとは

首都圏戸建住宅購入者の資産価値重視の傾向

タカマツハウス株式会社が実施した調査によると、首都圏在住の戸建住宅購入予定者の81.7%が住宅選びにおいて「資産価値」を重視していることが明らかになりました。特に、30代から40代の高収入層においてこの傾向が顕著で、実際に資産を形成するツールとしての住宅が注目を集めています。

調査の背景

近年、資材費や地価の上昇、さらに外国人投資家によるマンション市場への資金流入が影響し、マンション価格が急騰しています。この影響で、本来住宅を必要とする家庭が購入し辛い状況が続き、いわゆる“オーバーレジデンシズム”という現象が生じています。その結果、従来は利便性や立地を重視する傾向があった層も、最近では資産価値を重視するようになっています。
これにより、住宅購入においても資産価値が重要視される流れが強まっており、本調査はその実態を浮き彫りにしました。

資産価値を意識する層

調査結果によると、81.7%の回答者が「非常に意識する」または「どちらかというと意識する」と回答。その中でも、年収が高い層ほど「非常に意識する」との回答が多く、年収3,000万円以上では44.2%に達しています。特に30代や40代では、他の世代に比べて意識している人が10%も多く、この世代が今後の購買の中心となることが示唆されています。

価値観の変化

住宅選びにおける価値観が変わりつつある中で、興味深いのは「趣味やこだわり」を優先するよりも、「将来的な資産価値や収益性」重視の方が大多数であることです。特に複雑な情報収集を避け、冷静な判断を行う傾向が強く、合理的な選択が重視されています。このように、感性や独自性よりも、データに基づいた意思決定が主流となっているのです。

戸建住宅とマンションの比較

また、戸建住宅とマンションを比較する回答者に対し、調査項目全てにおいて戸建住宅が優位とされました。具体的には、資産価値の維持や生活の快適さ、維持管理のしやすさ、防犯性やプライバシーにおいても戸建が高評価を得ています。特に、ライフスタイルの自由度や住戸の広さ、さらには今後の価値下落のしにくさについても戸建が支持を受けており、資産面と生活面の両面で戸建が選ばれる理由となっています。

今後の展望

この調査から、住宅購入者の間で資産価値を重視する傾向が広まっていることが明らかになりました。また、47.7%がタカマツハウスを認知しているという結果も得られており、同社の取り組みが評価され始めていることが裏付けられました。今後もタカマツハウスは、資産価値を重視する層に高品質な住宅を提供し続ける方針です。これによって、これからの住宅選びがより資産価値に基づくものになると期待されています。