国内初の宇宙醸造プロジェクト！ISEKADOが挑むビール製造の未来

宇宙醸造プロジェクトの幕開け

国内初の宇宙醸造プロジェクトが始動します。有限会社二軒茶屋餅角屋本店（ISEKADO）と高砂電気工業株式会社が手を組み、国際宇宙ステーション（ISS）でのビール醸造に挑戦します。このプロジェクトは、クラフトビールの国際大会で数々の受賞歴を誇るISEKADOが中心となり、宇宙分野での技術を有する高砂電気工業がサポートします。

宇宙でビールを造る意味

なぜ宇宙でビールを作るのか。本プロジェクトは、単に革新的な試みだけでなく、宇宙での食文化の発展に寄与することを目的としています。発酵技術は古くから人類の食文化に深く根差しており、将来的に人類が宇宙での長期滞在を余儀なくされる時代が来た際、発酵によって生まれる食料はQOL（生活の質）の向上に大きく貢献します。微小重力環境が酵母の活動にどのような影響を与えるのか、これはまだ解明されていない多くの謎を抱えているのです。

このプロジェクトは、そんな未知の領域に挑み、宇宙での発酵現象を科学的に理解しようとしています。ISEKADOは酵母研究に博士号を持つスタッフが多く在籍し、実験ではISSで採取した酵母を地上に持ち帰り、詳細な分析を行います。この成果は、将来の宇宙ホテルや宇宙クラフトビールの提供など、宇宙で新たに提案されるエンターテインメントやビジネスモデルにもつながるかもしれません。

ISEKADOの技術と情熱

ISEKADOが選定する酵母は、選び抜かれたものであり、同社は酵母の自家培養にも強みを持っています。また、宇宙に適したビール醸造を実現するため、流体制御の高度な技術を持つ高砂電気工業がサポートし、特別に設計された醸造容器が開発されます。この容器は、宇宙の極限環境に耐えうる設計で、ビール醸造だけでなく、微生物実験や宇宙生活にも広く応用できる機能を持っています。さらに、キリンビールグループの協力を得ることで、日本のものづくり技術を最大限に活かし、この革新的な挑戦が行われることになっています。

クラウドファンディングによる支援の呼びかけ

プロジェクトの実現には、皆様の支援が不可欠です。クラウドファンディング「Campfire」にて資金を募り、目標金額の達成をもって本格的にプロジェクトが始動します。支援を通じて、宇宙から舞い降りるユニークなビールの物語に参加しませんか。この夢のプロジェクトは、宇宙からの神秘に触れる貴重な体験を提供することでしょう。