中小企業向けDX推進の新たな道を切り開くアルパカの挑戦

中小企業のDX革新を加速する株式会社アルパカの取り組み

大阪市に本社を構える株式会社アルパカは、経済の中核をなす中小企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進するため、資金調達に成功しました。日本政策金融公庫の新型コロナ対策資本性劣後ローンの適用を受け、だいしん創業支援２号ファンドとの協調融資を通じて、さらなる事業拡大を図ります。

資金調達の背景

日本の中小企業は全体の99.7％を占めるものの、実際にDXに取り組んでいる企業はわずか14.6％に留まっています。この現状について、アルパカは「ITやDX関連の専門人材不足」「何から始めればいいか分からない」「予算の確保が難しい」といった課題を深く理解しています。これらの問題を解決するため、同社は「極限までDXのハードルを下げること」を目指し、ビジネス向けの業務効率化アプリ「ドキュパカ！」を開発しました。

ドキュパカ！の魅力

「ドキュパカ！」は、企業の紙ベースの業務から脱却するための革新的なツールです。名刺や請求書、図面などあらゆる紙書類をスマートフォンで撮影またはスキャンすることにより、AIが自動でデータをテキスト化し、データベース化する機能を提供します。これは、業務効率化の強力な味方となります。

既に約10社の企業が「ドキュパカ！」を導入しており、その効果については高い評価を得ています。「基幹システムへの入力作業を自動化できた」、「図面の検索が迅速になった」、「展示会来場者への挨拶メールが自動化された」など、実績が続々と報告されています。このツールは、フルテキスト検索、タグ付け、あいまい検索といった充実の機能が整い、さらにクラウド対応のため、PCやスマホ、タブレットからいつでもどこでもアクセスできます。