2025年大阪・関西万博が開幕
2025年4月13日、世界中が注目する「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が盛大に開幕しました。この博覧会は、革新的な技術やアイデアが一堂に集まり、未来の社会を考える貴重な機会となります。

イムノセンスの出展
株式会社イムノセンスは、吹田市に本社を置き、独自の技術「GLEIA(Gold-linked Electrochemical Immuno Assay)」を使用した超小型・高性能の検査キットを展示しています。出展は「大阪ヘルスケアパビリオン」の「リボーンチャレンジ」コーナーで、開催期間は4月20日までです。
GLEIA技術の紹介
イムノセンスのシグネチャーである「グリーンハート」は、新たな健康社会を希望する気持ちと、患者やその家族の想いを込めています。この技術は、使い捨てセンサーを専用の測定器に挿入し、血液などの試料から病気の指標物質を検出することが可能です。これにより、迅速かつ高感度なバイオマーカー測定が実現し、心疾患や感染症など、200を超える疾患の診断やモニタリングに期待が寄せられています。
展示ブースでは特に、「心不全」に関する応用事例にも焦点が当てられています。この技術は日常的で継続的な健康管理の実現を目指しており、多くの来場者から注目を集めています。また、開会式の後、石破総理大臣や武藤経済産業大臣へのプレゼンテーションを行い、技術とその社会的意義について説明する機会も得ました。
未来のヘルスケアに向けて
イムノセンスは「いつでも・だれでも・どこでも医療グレードの迅速検査」を実現することを目指しており、その一環として本展示を行っています。来場される皆さまには、今後の医療の在り方を変える可能性を秘めた技術を体感していただけることでしょう。
GLEIAの原理
GLEIAは、金結合電気化学免疫測定法です。このシステムでは、目的のバイオマーカーを2種類の抗体で挟み込み、片方を平面印刷電極に固定し、もう一方を金ナノ粒子でラベル付けします。測定試料を加えることで、バイオマーカーの濃度に応じた金ナノ粒子が集まり、電圧を加えることで生じる電流を測定することで、バイオマーカーを定量します。この技術は、従来の免疫測定法に比べて簡便さと高い感度を兼ね備えています。
イムノセンスの概要
設立は2018年1月25日で、大阪大学のベンチャーとして、心血管関連疾病診断に特化した製品群を開発中です。ヘルスケア分野だけでなく、動物医療にも展開を図り、持続的な成長を目指しています。他にも多くのバイオマーカーの測定技術を研究し、将来的には自身の検査キットを家庭で利用できるような環境を整えることを目指しています。
会社情報
株式会社イムノセンスは、今後も国立研究開発法人国立循環器病研究センターと連携しながら、健康社会の実現に貢献していきます。「いつでも・どこでも」をテーマに、皆さまの健康を支える革新を続けてまいります。
このように、最近の医療技術をのぞき見しながら、未来の健康管理がどのように展開していくのかを体感できるこの機会をお見逃しなく。