ローソンとジット株式会社の環境への取り組み
ジット株式会社は、環境負担を軽減するため、ローソンの協力のもと、使用済みのインクカートリッジを回収する活動を行っています。この取り組みは、2022年12月からスタートし、2024年までの2年間で約60万個ものインクカートリッジを回収しました。これにより、焼却処分された場合に相当する約49トンのCO2排出を削減することができたのです。
持続可能な社会へ向けての目標
ジット株式会社では、2025年までに総合的に100万個の使用済みカートリッジの回収を目指しています。これは、日本全国で年間約1億個に及ぶ流通量のうち、半数以上が廃棄されている現状を踏まえ、リサイクルの重要性を再認識するための取り組みでもあります。インクカートリッジのプラスチックが焼却されることで発生するCO2を減らし、資源を有効活用することが、未来の地球環境を守る鍵となります。
インクカートリッジ回収の実績
ローソンの2,055店舗には、特設の回収ボックスが設置されており、多くの人々に利用されています。このボックスは、EC商品を発送できる「スマリボックス」と同じ場所に配置されており、顧客の協力により地球環境への負荷を軽減しています。リサイクルの取り組みは、お客様の理解と参加が不可欠であり、ジット株式会社はその普及に努めています。
教育や雇用の面から見る効果
この回収活動は、環境だけでなく、さまざまな社会的な側面でも効果を上げています。まず、子どもたちへの教育的影響です。私たち大人が自身の行動でリサイクルの大切さを身を持って示すことで、未来を担う世代に「もったいない」の心を伝え、SDGsの実現に向けた意識を高めることが期待できます。
さらに、ジットグループが行う「使用済インクカートリッジ」の選別作業は、障がい者雇用にも寄与しています。現在、110名の障がい者が仕事を通じて社会に貢献し、生きがいややりがいを感じています。このように、多面的な社会貢献を果たしながら持続可能なビジネスを推進しています。
資源の再活用
また、ジット株式会社では、リサイクルできないカートリッジもプラスチック資源として再活用し、限りある資源の大切な活用を目指しています。無駄をなくし、可能な限りリサイクルが行われることで、環境への詳しい影響を軽減することが期待できます。
ジット株式会社のプロフィール
ジット株式会社は、山梨県南アルプス市に本社を置き、1991年からプリンター用インクカートリッジの製造・販売を行っています。現在、全国でのリサイクル活動を通じて持続可能な環境を育むことを重視し、多くの企業や自治体と連携しながらごみ問題への対応を進めています。
公式サイトやオンラインストアを通じて情報を公開し、より多くの人々にこの取り組みを知ってもらうための活動を行っていく計画です。このような地道な努力が続くことで、未来の地球環境が少しでも改善されることを願います。