ケープペンギン保全に向けたクラウドファンディング
サンシャイン水族館と環境保護団体ShoeZが協力し、ケープペンギンの保護を目的としたクラウドファンディングプロジェクトが始まりました。プロジェクト名は「絶滅の危機―野生のケープペンギンをサンシャイン水族館と共に守る。」で、期間は2023年7月13日から9月30日までの約80日間です。この取り組みは、ケープペンギンの深刻な状況を多くの人に知ってもらい、支援の手を広げることを目指しています。
■ ケープペンギンの現状
ケープペンギンは、その数が97%も減少している危機的な状況にあります。「IUCN絶滅危惧種レッドリスト」においても、絶滅の一歩手前である「深刻な危機」に分類されており、2024年には自然環境で生き延びる可能性が低いとされています。その背後には、人間の経済活動や海洋汚染、漁業によるエサの不足など、さまざまな要因が絡んでいます。
特に20世紀初頭には、ケープペンギンの巣となるクワノ(糞の堆積層)が大量に採掘され、巣作りの場所を失いました。また、近年でも油まみれになったケープペンギンが海洋事故の影響で数多く救助されています。このような状況を受け、サンシャイン水族館は日々の活動を通じて、ペンギンたちの命を守ろうと努めています。
■ プロジェクトの詳細
このクラウドファンディングでは、3,000円から支援が可能で、第一目標金額は500万円です。ご支援いただいた方には、サンシャイン水族館ならではのユニークな体験が待っています。例えば、「天空のペンギン給餌体験」や、「営業前の水族館貸切」、さらにはペンギンの性別を調べるDNA抽出のワークショップなどがあります。特に、このワークショップは東京農業大学の博士が指導する貴重なチャンスです。
また、集まった支援金は、南アフリカの沿岸鳥類保護財団「SANCCOB」に寄付され、ケープペンギンの飼育や治療、餌代に使用されます。サンシャイン水族館はこのプロジェクトを通じて、保全活動を広げていく意向を示しています。
■ ShoeZの取り組み
ShoeZは2014年に設立され、様々な動物保護プログラムを企画運営している団体です。「動物と自然環境のつながりを知り、そのために行動を起こす」という理念のもと、多くの人々に知識や理解を広めています。これまでの取り組みには、特にケープペンギンやカワウソの保全活動が含まれ、これまでに146万円以上の支援金が集まり、すでにSANCCOBに寄付されています。
■ 未来に向けた支援を
サンシャイン水族館の館長である先山広輝は、ケープペンギンを守るために多くの人々に参加してもらいたいと呼びかけています。水族館でのエコイベントを通じて、訪問者にケープペンギンの現状を学んでいただくことも大切です。私たち一人一人ができることを考え、行動することで、ペンギンたちの未来を確保するための支援につながります。
このクラウドファンディングを通じて、ケープペンギンを応援したい、守りたいという気持ちを形にしていきませんか。あなたの温かいご支援をよろしくお願いいたします。