オタクのチケット代に関する最新調査結果!
近年、音楽ライブやコンサートなど、多くのイベントでチケット代が上昇していると感じるファンが増加している。その背景には、コロナウイルスの影響や多様化するチケットシステムがある。特に、推し活層がどのようにチケット代を捉えているのか、Oshicocoが実施した調査結果をもとに詳しく解き明かす。
コロナ前と比較したチケット代の膨張
Oshicocoが行った調査によると、約9割の推し活層がコロナ前に比べてチケット代が高くなったと感じている。この現象の背景には、コロナによる人手不足や人件費の高騰、さらにはライブ演出のクオリティ向上に伴う運営費用の増加が挙げられている。特に、KPOPを中心とした「アップグレード制度」や「VIP席チケット」の導入が影響している。
アップグレード制度とは、一度当選した後に前方席へ移動できるチケットの抽選に参加する制度で、追加料金が必要となることが多い。これにより、チケット価格が高騰する傾向が見受けられる。
VIP席チケットは、前方席での観覧を確約、ライブ前にサウンドチェックの観覧、さらにお得な特典が含まれるため、通常席よりも1万円以上高く販売されることが多い。
チケットに出せる金額はどのくらい?
次に、チケット代についての具体的な金額についての調査結果を見てみよう。「5,001円〜10,000円」と「10,001円〜15,000円」を支払えると回答した層が、それぞれ36%、34%を占めている。これは、主に推しのジャンルによって異なる価格感覚が影響していると考えられる。
「5,001円〜10,000円」を選んだ層は、国内アイドルのチケット価格相場を考慮している可能性が高く、平易に参加できるイベントが多いため妥当な金額と見なしている。一方で「10,001円〜15,000円」は国外アイドル、特にKPOPに触発されるファンの考えが反映されている。彼らは、貴重なイベントだからこそその価格を受け入れる姿勢を持っている。
無限に支払える!推しのための熱量
調査によると、なんと27%の回答者が「推しのためには無限に支払える」と答えている。これは単なる金銭的余裕ではなく、ファンの熱意によるものである。推し活層は、もし席によって金額に差があれば一番高いチケットを選ぶことが多く、たとえ価格が「高い」と感じてもその価値を見出している。
ただし、特典内容に対する期待が裏切られた場合には批判が集まり、その反響が大きくなることもあり、ファンの心理が価格設定に大きく影響していることがわかる。
チケット当選のための努力と願掛け
また、自由回答のアンケートから得られた情報では、推し活層が当選のために行っている行動が4つのカテゴリに分かれることが分かった。
1.
願掛け : 神社に祈願やパワースポット巡り、運を上げるための行動。
2.
マインド作り : 無心で臨むことで当選の確率を上げようとする考え方。
3.
自己流ルーティン : 自分なりの“勝利の儀式”として行動。
4.
徳を積む : 日頃の善行が運をもたらすと信じる行動。
こうした行動は、推し活層が当選するためにどれだけ計画的に、また情熱をもって挑んでいるのかを表す。
まとめ
Oshicocoの調査は、推し活層にとってのチケット代やその背景、さらには当選のために奮闘する姿を明らかにした。時代が進むにつれてファンの価値観がどのように変化しているのか、引き続き注目していきたい。