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2023年8月1日、株式会社K2Picturesが東京都中央区銀座において事業を開始しました。「K2Pictures」は、映画や映像の制作を中心に活動し、関連事業にも取り組む新たな企業です。

この会社の代表取締役CEOには紀伊宗之氏が就任しました。紀伊氏は、1970年に西宮市に生まれ、映画業界での豊富な経験を持っています。彼は東映映画興行に入社し、広島や大阪の劇場での勤務を経て、株式会社ティ・ジョイへと出向しました。一時期は新宿バルト9の開業を総括し、その後もエンタテイメント事業部で数々のプロジェクトに携わってきました。代表作には『春との旅』や『放課後ミッドナイターズ』のプロデュースがあり、国内初のライブビューイングビジネスを立ち上げるなど、業界に新しい風を吹き込んできた人物です。

また、紀伊氏は最近まで東映株式会社映画企画部のヘッドプロデューサーとして、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』や『犬鳴村』シリーズなど多くの注目作に携わってきました。彼のリーダーシップのもと、K2Picturesは映画のプロデュースから配給に至るまで、幅広く事業を展開していくことが期待されています。

取締役には、株式会社アカツキの共同創業者である香田哲朗氏と、ベントール・グリーンオーク株式会社の代表取締役会長シュミット・フレデリック・カツロ氏が名を連ねています。香田氏はモバイルゲームの開発とリーダーシップにおいて成功を収め、グローバル配信を実現したプロフェッショナルです。彼のビジネス経験はK2Picturesにとって強力な支えとなるでしょう。

一方、シュミット氏は、モルガン・スタンレーでの長いキャリアを持ち、日本と中国における投資プラットフォームの立ち上げなどを経て、アジアでの資産管理を行っています。彼の国際的な視点は、K2Picturesの海外展開の促進にも寄与すると考えられます。

K2Picturesの主な株主には、株式会社アカツキや合同会社NORTH、株式会社カラーなどが名を連ねており、業界内での強力なネットワークを持っています。

今後のK2Picturesの発展が期待される中、彼らの新たな映画制作の試みが、どのような作品として結実していくのか、多くの映画ファンが注目しています。映画界の未来を担う新たな企業として、K2Picturesの活動に目が離せません。

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