株式会社タスカジ、新たな資金調達を実施
株式会社タスカジは、長谷工コーポレーションやハウス食品グループからの資金調達を行い、家事代行マッチングプラットフォーム及び法人向けソリューション事業のさらなる成長を目指します。
資金調達の背景と目的
タスカジは「世界の家事を、ゼロにする。」というミッションのもと、テクノロジーを駆使して暮らしの課題解決に取り組んでいます。今回の資金調達は、主に二つの事業領域における成長を加速するために実施されました。
1. 家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」
2014年にスタートした「タスカジ」は、掃除や料理、整理収納など幅広い家事を、依頼者とハウスキーパーが直接契約できるCtoCマッチングプラットフォームです。サービス開始以来、利用者は13万人を超え、タスカジさんの登録者も4,000人以上に。低価格で高品質なサービスが評価され、「家事代行サービス企業ランキング2017」で1位を獲得するなど、多くの支持を得ています。
2. 法人向けソリューション事業「タスカジ研究所」
「タスカジ研究所」は、家事代行の現場から得られる「家ナカ」ライフログデータを活用し、企業向けの調査や商品開発、プロモーション支援を行う法人向け事業です。食品、日用品、家電、住宅産業など多岐にわたる業界と連携し、新たな価値を創造しています。
各社との事業連携
今回の資金調達によって、タスカジは長谷工コーポレーションやハウス食品グループとの戦略的な業務連携を進めます。
長谷工コーポレーション
2025年8月から株主として参加する長谷工コーポレーションは、住宅事業とタスカジによるデータを組み合わせ、新たなライフサポートモデルの構築を目指しています。
ハウス食品グループ
ハウス食品グループは、タスカジ研究所が集めるライフログデータを活用し、独自のマーケティングや商品開発を行います。AIを通じたデータ解析により、生活者の行動パターンを把握し、消費者の隠れたニーズを探索する取り組みを進めます。
資金用途と組織強化
調達した資金は以下の分野に重点的に投資されます。
- - システム開発:ユーザー体験向上を目指し、タスカジとタスカジ研究所の底盤を強化。
- - マーケティング:ブランド認知の拡大とパートナー企業との共創を促進。
- - 人材採用と組織づくり:急成長を支えるための人材基盤を整備。
新たなCOOの加入
2025年6月1日付で新たにCOOとして藤原尚也氏を迎え入れ、彼の経験を活かして広報、マーケティング、カスタマーサポート、法人営業などを統括します。これにより、経営幹部候補の人材を幅広く募り、さらなる成長を目指します。
今後の展望
タスカジはAIを駆使しながら、今後も個人向けの家事代行プラットフォーム事業と法人向けの“家ナカ”データソリューション事業の両輪で成長を加速させていきます。AIやIoT、ロボティクスと連携し、生活者の暮らしに役立つサービスの実現を目指します。
代表のコメント
タスカジの和田幸子CEOは、「今回の資金調達は、家事代行の枠を超え、生活の基盤となる企業と共にデータとテクノロジーを活用していく新たな一歩です。多くの企業や生活者と共に、新しい市場と価値を創り出していきたい」と述べています。