兵庫県猪名川町に新たな学校「六瀬ほしのさと小学校」の開校へ

兵庫県猪名川町に誕生する新しい学校

兵庫県の猪名川町に、子どもたちの主体性を尊重した新しい教育機関「六瀬ほしのさと小学校（仮称）」が開校を目指しています。この学校は、旧六瀬中学校の跡地を利用して、体験や対話を重視する独自の教育カリキュラムを展開することを目指しているのです。

自分らしさに気づく環境

「六瀬ほしのさと小学校」では、一人ひとりの子どもが「自分らしさ」を見つけ、その世界を広げることが大切にされます。そのため、子ども自身が調べたり学んだりできる環境を整えるため、「図書・交流スペース」を校舎のエントランスに新設します。ここでは、豊富なジャンルの図書と出会うことができ、将来的には地域住民とも交流できる場として機能させる予定です。

廃校活用の新たな試み

全国での学校の廃校が進む中で、これを新しい教育の場に再生させる取り組みは重要です。猪名川町にある六瀬地域は、自然に恵まれながらも都心へのアクセスが良く、子育てをする上で理想的な環境が揃っています。だからこそ、「学校法人あけぼの学園」と「認定NPO法人コクレオの森」が力を合わせて、小学校の設立を計画しているのです。

「実体験」を重視した学び

この新しい学校が重視するのは、生活や地域との関わりを通じた実体験から出発する学びです。農業や動物の世話、木工、料理、地域探検など、五感を使った体験を通じて「なぜ？」という問いを持ち、「もっと知りたい！」という欲求を引き起こします。子どもたちの学びを支えるためには、良質な本との出会いも欠かせません。魅力的な物語や、興味を持ったことを確認できる専門書などを近くに置くことで、まさに学びには最適な環境を提供するのです。