EVタクシーが新サービス
2025-01-14 16:24:19

エムケイ、EVタクシーでカーボンニュートラルオプション導入

エムケイ株式会社が提供するカーボンニュートラルオプション



エムケイ株式会社(京都市南区)は、2025年1月14日から新たなサービス「カーボンニュートラルオプション」を開始します。このオプションでは、電気自動車(EV)を貸切で利用する際、追加料金を支払うことで実質的にCO2排出量をゼロにすることが可能となります。特に、タクシーやハイヤー業界では初の試みであり、それだけでも業界の注目を集めています。

サステナブルな交通手段の実現



このカーボンニュートラルオプションの料金は、1回・1台あたり100円です。EVは走行中にCO2を排出しませんが、充電の際に発生するCO2の問題があります。エムケイでは「J-クレジット制度」を利用して、走行距離に応じた充電時に出るCO2をオフセットします。具体的には、カーボンクレジットを20トン分調達し、これによりカーボンニュートラルを実現します。

今後は、観光用の貸切やハイヤーチャーターに加え、空港からの定額タクシーにも対象を広げる予定で、お客様の脱炭素行動を支援する取り組みとして、多くの人々にこのサービスを知ってもらう意気込みです。

環境への確かな計算



CO2の計算は、車種による一定の電費(5.5km/kWh)とCO2発生量(1kWhあたり0.434kg)を基に行われており、透明性を持ったサービス運営が特徴です。カーボンオフセットの実行状況は、エムケイの公式ウェブサイトで定期的に公開され、利用者がその効果を確認できるよう配慮されています。

企業の思い



エムケイがこの新サービスを生み出した背景には、サステナブル・エコツーリズムのニーズが高まっていることがあります。特に、環境意識の高い企業や欧米からの観光客、またMICE(会議、 Incentive、コンベンション、展示会)を呼び込む行政や旅行代理店向けに、タクシー・ハイヤーを通じて脱炭素を進められることを知ってもらうきっかけとして機能することを目指しています。

新たなゼロエミッション戦略



さらに、エムケイ株式会社は2030年までにタクシーとハイヤーの全車両をゼロエミッションビークル(ZEV)に転換し、持続可能な交通手段の提供を目標に掲げています。2025年には保有車両の30%をZEVにする計画で、将来的には全車両がZEVとして運行される見通しです。現在、全車両の約18%にあたる182台がすでにZEVとして運用されており、今後も導入が進められていきます。

MKグループについて



エムケイ株式会社は、京都を中心に全国8都市で運行しているMKタクシーをはじめ、観光バスやハイヤー、そしてレンタカーやアミューズメント業など多岐にわたる事業を展開しています。質の高い接客サービスで国内外から高い評価を受けており、エムケイグループとしての信頼を築いています。

このように、エムケイ株式会社は環境への取り組みを強化し、持続可能な交通を実現しようとする姿勢を示しています。“未来に優しい交通手段”を提供する取り組みが、他の企業や自治体にも波及し、持続可能な社会の実現に寄与することを期待しています。


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会社情報

会社名
エムケイホールディングス株式会社
住所
京都府京都市南区西九条東島町63-1
電話番号

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