江田島の空き家問題
2026-03-06 11:09:55

広島県江田島で始まる新たな空き家流通の仕組み「センパイモデル」

広島県江田島で始まる新たな空き家流通の仕組み「センパイモデル」



広島県江田島市が新たに導入する「センパイモデル」は、地域住民が空き家の存在を発見し、情報を提供する仕組みです。この取り組みは、株式会社milumaが運営する田舎特化型不動産「さとまる不動産」によって2026年3月からスタートします。空き家率が31.2%に達する江田島市で、地域の人々が空き家流通の担い手となるこのモデルは、地域の未来を築く一歩として注目されています。

センパイモデルの仕組み


「センパイモデル」は、地域住民たちが“センパイ”として、普段の生活の中で気づいた空き家に関する情報をLINEや電話を通じて共有する仕組みです。センパイは仲介者ではなく、あくまでも情報の提供者であり、契約行為は全てさとまる不動産が担います。この新しい流れは、地域の住民の協力によって空き家の情報をスムーズに流通させることを目的としています。

実際に動き始めたセンパイたち


すでにこのモデルを活用している中心的な存在が地域の住職や事業者です。たとえば、あるお寺の住職は、数十年空き家となっている檀家の家を思い出し、さとまる不動産に紹介しました。このように、地域に根ざした人々が持つ情報が、不動産市場における貴重な資源となります。

空き家問題の現状


全国的に見ても、空き家は910万戸にのぼり、広島県では231,400戸、空き家率は15.8%に達します。特に江田島市は空き家率が31.2%と県内でトップの数値を誇ります。だが同時に、2024年には市誕生以来初の人口増加が見込まれており、住みたい人がいるとはいえ、情報がつながっていないという歯がゆさがあります。

センパイモデルがもたらす影響


センパイモデルは、地域住民による情報の提供を通じて、空き家を流通させる新しい形を作り出すものです。地域のつながりが“気づき”を生み、それが空き家流通への第一歩となるのです。具体的には、「あの家は最近使われていない」「持ち主が別の場所に住んでいる」といった情報を地域住民が日常会話の中で共有することで、空き家流通が促進されます。

特に、2024年4月から相続登記が義務化され、2026年には所有不動産記録証明制度が始まります。こうした制度によって、空き家が把握されることが進んでも、それを実際にどう動かすかが重要です。センパイモデルは、その実行を担う仕組みとして発展中です。

代表のメッセージ


守本怜矢代表は、「空き家問題は制度だけでは解決しない。地域にある“もったいない”という感情が最大の資源であり、私たちのモデルはそれを生かす仕組みである」と語ります。不動産業者として、地域の人々や売主・買主の思いを纏め、新たな流通の形を生み出していくことが重要であることに気づかせてくれます。この「センパイモデル」は、地域の協力を得て、空き家問題に挑戦するための大切なステップとなるでしょう。

春のセンパイ倍増キャンペーン


センパイモデルの始動に合わせ、2026年3月15日から4月30日の間、成約時の紹介特典が通常の1万円から2万円に増額される「春のセンパイ倍増キャンペーン」を実施しています。地域の資産を地域の力で循環させることを目指し、このキャンペーンは参加を促しています。

これからも地域に根ざした新しい取り組みには期待が寄せられます。江田島市が示すセンパイモデルのような形が、他の地域にも波及して空き家の流通が加速することを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社miluma
住所
広島県江田島市江田島町秋月2丁目5524-1
電話番号
0823-36-4336

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