朝日新聞連載小説『国宝』が130万部を超える大ヒット！

朝日新聞で連載されていた小説『国宝』が、文庫版としても累計130万部を達成しました。この作品は著者・吉田修一さんが2017年から2018年にかけて連載したもので、重版が続いています。版元の朝日新聞出版によれば、単行本や電子書籍も含めての数字で、実際に手に取った読者は多いことが伺えます。

映画『国宝』も大ヒット

小説の映画化も成功を収め、主演の吉沢亮さん、共演の横浜流星さんの迫真の演技に多くの観客が魅了され、公開から49日間で観客動員数は510万人を超え、興行収入も71億7千万円に達しました。これは明確な社会現象となり、話題性が高まる中で各メディアからも特集が組まれるなど、盛り上がりを見せています。

難解で魅力的な物語

『国宝』は、歌舞伎役者の人生を描いた壮大な物語で、芸道小説の金字塔とも言われています。人間ドラマと緻密な描写が高く評価され、芸術選奨文部科学大臣賞と中央公論文芸賞をダブル受賞。多くの書店では完売が続出しており、「悪人」等の作品と並ぶ吉田さんの最高傑作とも言われています。

多彩なデジタルコンテンツ

朝日新聞グループでは、映画や小説の制作に関する様々なデジタルコンテンツを提供しています。例えば、著者の吉田さんと映画監督の李相日さんによる対談が行われ、映画と小説間の関係やキャストの魅力について深掘りされています。また、「好書好日」では吉田さんと吉沢さんのロングインタビューも掲載されており、ファンにとって嬉しい内容となっています。

プレミアム講座も開催

さらに、映画に出演している歌舞伎俳優・四代目中村鴈治郎さんが進行するプレミアム講座も企画されています。この講座では、映画『国宝』の撮影秘話や、鴈治郎さんが挑む新国立劇場の舞台について語ってくれる貴重な機会が設けられます。教室での開催に加え、オンライン配信も行われるため、遠方のファンも楽しむことができます。