LiveRampが日本とオーストラリアでデータストアを発表
2018年10月10日、東京。データマーケティングの先駆者であるLiveRamp(NYSE:RAMP)が、アジアパシフィック地域での新しいデータストアの提供を発表しました。この新たなデータマーケットプレイスは、プライバシーに配慮した環境を通じて、データの購入者と販売者が倫理的にデータを活用できることを目的としています。日本とオーストラリアは、この新機能を伴って最初にリリースされる国です。
データストアを利用することで、データ販売者は自らのデータを効率的に管理・収益化できる仕組みが整います。これにより、データ購入者は、世界20カ国以上から集まった180以上のデータプロバイダーにアクセスでき、豊富なデータを利用するチャンスが増します。提供されるデータは、倫理的に取得されたものに加え、購買履歴や行動パターン、位置情報、デモグラフィックデータなど、マーケティング活動に役立つ様々な情報が含まれています。
データストアの機能とその利点
LiveRampは、ExperianやPIA DMP、ビデオリサーチ、ゼンリンジオインテリジェンスなど、主要なデータプロバイダーと連携しています。この協業により、マーケターは正確なオーディエンスデータを手に入れ、消費者との関与を深めることが可能になります。
データストアの利点としては、以下の4つが挙げられます。
1.
強固なデータガバナンス
LiveRampは倫理に基づいた情報源の利用を徹底するため、厳しいデータプライバシーポリシーを実施しています。全てのデータパートナーは徹底的な審査を受け、認証が求められます。
2.
自由なデータ管理環境
透明性の高いデータマーケットプレイスを提供することにより、データ販売者は自身のデータの使用方法を完全に制御できます。
3.
1つの契約でのデータカスタマイズ
Data Storeを利用することで、企業は一つの契約で180のデータプロバイダーにアクセス可能になり、迅速に必要なデータを手に入れられます。
4.
多くの収益化機会
データ販売者は、拡大するプラットフォーム間でデータを広く収益化するチャンスを得ることができます。
今後の展開
Data Storeは現在無償で利用でき、マーケターは必要に応じてデータを購入する形式になっています。料金は各データプロバイダーが設定し、プラットフォーム上で確認できます。LiveRampは、今後数か月以内に日本やアジア市場でのID識別ソリューションを本格始動する計画です。詳細は
LiveRampの公式サイトをご覧ください。
LiveRampは、ブランドとそのパートナーに対して、革新的なソリューションを提供し続けており、デジタルと現実の世界をつなぐことで消費者にとってのブランド価値を最大化しています。