地域の誇り、犬山から生まれた米粉のバウムクーヘン
愛知県犬山市に位置する株式会社ココトモファームが手がける「米粉のバウムクーヘン」は、地元の米を使用し、自社の田んぼで育てた米粉を原料として焼き上げた一品です。この取り組みは、地元の食材を活かし、地域の活性化と共生社会の実現を目指すものであり、毎年55万個ものバウムクーヘンが販売されています。
ココトモファームの代表である齋藤秀一さんは、2026年6月19日に著書『〝ぼくら〟にしか作れないバウムクーヘン』を刊行します。本書では、障がいの有無にかかわらず、各々が持つ得意分野を活かして働く「農福商工連携事業」を軸に、持続可能な経営の道のりについて描かれています。
地域との共生と持続可能な経営
「米粉のバウムクーヘン」は、農業(1次産業)、製造(2次産業)、商業(3次産業)を結ぶ「6次産業化」のモデルを活かし、地域内で完結しています。このプロセスの中には、障がい者の就労機会を確保し、共生社会を体現する取り組みが息づいています。齋藤さん自身が抱えてきた生きづらさから、誰にも居場所がある社会をつくることに情熱を注いできた若き経営者の姿が、読者の心を打つことでしょう。
特に注目すべきは、企業の現場において、手話での接客を行う「サイニングストア」の取り組みです。ここでは、音のない世界の豊かさを感じさせる接客スタイルを確立し、多様な人々が共に働き、成長する姿を示しています。このような活動は、地域の人々の誇りを育む要素ともなっています。
本書に込められた願いと未来
著書では、齋藤さんが総理大臣官邸の大ホールにて、仲間たちと同じ白いTシャツを着て立つ姿が描かれています。この象徴的なシーンは、彼の取り組みが地域の人々と共に形成されたものであることを強調しています。障がいのある人も無しも、それぞれの特性を持ち寄り、共に働くことが可能な場を創り上げてきた彼の歩みが記されています。
本書の中で「ぼく」の夢が「ぼくら」の現実になったというメッセージは、まさに地域と共に歩む姿勢の賜物です。犬山から広がるこのプロジェクトは、全国的にも評価を受けており、「ノウフク・アワード2025」のグランプリや「ディスカバー農林漁村(むら)の宝」第9回選定を受けるなど、その取り組みは注目されています。
関連情報と購入方法
著書『〝ぼくら〟にしか作れないバウムクーヘン』は、2026年6月19日に正式発売されますが、ココトモファームのオンラインショップでの先行販売が行われています。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。将来の新たな可能性を秘めたこれらの取り組みから、地域への愛が感じられることでしょう。
書誌情報
- - 書名: 〝ぼくら〟にしか作れないバウムクーヘン
- - 著者: 齋藤秀一(株式会社ココトモファーム代表取締役)
- - 出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング
- - 発売日: 2026年6月19日
- - 定価: 1,760円(税込)
『〝ぼくら〟にしか作れないバウムクーヘン』を通じて、地域社会における「共生」の意味を一緒に考えてみませんか?