吹田市で開催される子ども未来会議2024、次世代の自尊感情を育む取り組みとは

吹田市での子ども未来会議2024の開催

2024年3月9日、吹田市では重要なイベント「子ども未来会議2024」が開催されます。近年、日本では若者の自尊感情の低さが深刻な問題として浮き彫りになっています。これは日本財団の「18歳の意識調査」によって裏付けられており、さまざまな項目において、日本の若者たちは他の国の若者たちと比較して、最下位の結果を示しています。

この調査では、「自分の将来や目標について」や「自身の社会の関わりについて」などが調査されましたが、それらすべてのカテゴリーでのスコアが低く、多くの子どもたちが自己肯定感を持てない状況にあることがわかりました。さらに、現在日本では長期欠席者数が約40万人に上り、10代の若者の死因として最も多いのが自殺という厳しい現実もあります。

こうした背景を踏まえ、私たち大人には何ができるのか、また、どのように行動すべきなのかが大きな課題となっています。子ども家庭庁の発足を受け、今後は子ども権利や主権者教育への関心が高まる中、次世代の育成に向けた取り組みが求められています。

今回の子ども未来会議では、特定非営利活動法人Mielkaの代表、池邉氏を迎え、同法人が行っている模擬投票や政党マッピングなどのシチズンシップ教育に関する活動を紹介していただきます。参加者の皆さんには、対話を通じて自分たちの意見や考えを深める貴重な機会となります。