株式会社いい生活、アカウント認証の強化
不動産業界のデジタル化が進む中、株式会社いい生活は全プロダクト共通の認証基盤「いい生活アカウント」のセキュリティ機能を大幅に強化したと発表しました。これにより、同社はより安全で効率的な業務環境の構築を目指します。
セキュリティ強化の背景
不動産会社は、顧客の個人情報や重要な物件情報を日々取り扱っており、セキュリティが欠かせません。特に、近年パスワードに依存するシステムへの不正アクセスが増加しており、フィッシング攻撃やパスワードリスト攻撃といったリスクが浮上しています。このような脅威に対抗するためには、業務基盤のセキュリティを強化することが急務です。
今回のアップデートでは、これまでオプションとして提供されていた多要素認証(MFA)の導入を全有償契約法人に標準提供し、更に次世代認証規格「Passkeys」を取り入れる計画です。これによって、不動産業界全体のセキュリティ水準を底上げする狙いがあります。
重要機能の概要
新たに強化された「いい生活アカウント」は、いい生活が提供する「業務クラウドシリーズ」や「いい生活Square」といった複数のサービスに共通してログイン可能です。単体での販売は行わないため、全ての顧客に均等に機能が提供され、不動産市場全体の安全性向上が期待されます。
また、MFAの展開と呼応して、お客様は管理画面から「IPアドレス制限」を設定できるようになります。これにより、企業単位でのセキュリティポリシーの実施が更加しやすくなります。
パスワードレス認証の導入
さらに、全アカウントを対象にパスワードレス認証「Passkeys」が導入される計画も発表されました。これはパスワードを必要としないため、フィッシング攻撃に対して大幅に耐性が向上します。ユーザーは複雑なパスワードを管理する必要がなくなり、より快適で安全なログイン体験を享受できるようになります。
いい生活のセキュリティ対策
株式会社いい生活は、以下の3つの柱を基にして、顧客データを確実に守る措置を講じています。
1.
構造的分離
会社の社内ネットワークと顧客データを管理するデータ金庫が物理的に完全に分離されているため、万一社内PCが侵害された場合でも、SaaS環境へのアクセスが遮断され、二次感染が防がれています。
2.
ゼロトラストアーキテクチャ
社内アクセスも検証が求められる前提で、常に多要素認証を用いた本人確認を行っています。
3.
クラウドネイティブ設計
遠隔操作ではなく、ブラウザやAPI通信による方法を採用しているため、ウイルスが感染するリスクが極めて低い設計になっています。
さらに、情報セキュリティ規格ISO/IEC27001やクラウドセキュリティ規格ISO/IEC27017などの国際認証を取得し、厳格な運用を行っています。
結論
株式会社いい生活はただのソフトウェアベンダーではなく、顧客のビジネスの継続性を重視した戦略的なパートナーとして、今後も不動産業界における安全で効率的な業務基盤の提供を続けていくことを目指しています。安定したデジタル環境を実現し、より良い社会の構築に貢献する姿勢を見せています。