再評価に値する名作、M.B.ゴフスタインの『海のむこうで』
アメリカの絵本作家、M.B.ゴフスタインの作品『海のむこうで(原題:ACROSS THE SEA)』が、ついに3度目の増刷を迎えることとなりました。このロングセラーの絵本は、初版から約50年を経て、ついに日本語版が登場し、多くの読者に愛され続けています。特に、翻訳を担当したのは女優としても知られる石田ゆり子さん。彼女の名が本書に刻まれることで、いっそう注目が集まりました。
作品概要と販売情報
『海のむこうで』は、アメリカで1968年に発表された作品で、同時にゴフスタインが描く不思議で深い物語が詰まっています。本書は5つの物語から成り立ち、海の向こうに広がる幻想的な世界を表現しています。予約は公式オンラインストア「トンカチストア」や楽天ブックスで行われており、価格は2,750円(税込)です。また、特設サイトも公開中で、作品の魅力や詳細を確認できます。
本書に収められた物語
本作は以下の5つの物語から成り立っています:
1. 海のむこうで
2. リスのお散歩
3. ソフィーのピクニック
4. 今日という日に
5. 風車
それぞれの物語は、独自のテーマとキャラクターを持ちながら、ゆっくりとした時間の流れに身を任せるような構成になっています。特に、子供たちが抱える小さな冒険を描いたエピソードは、心温まる感動を呼び起こします。
石田ゆり子の翻訳の裏側
石田ゆり子さんに翻訳を依頼した理由は、彼女の言葉が持つ純粋さと、ゴフスタインの作品に流れる温かいメッセージが密接にリンクしているからでした。トンカチの代表者である勝木悠香理さんは、石田さんの翻訳によって、作品の美しさが一層引き立つと考えていたようです。その期待通り、ピュアでまっすぐな文章が、本書の中で生き生きとした形で展開されています。
デザインへのこだわり
また、視覚的な側面にも大きな配慮がなされています。オリジナルのカラーは赤・青・黒の3色に基づき、新しいカラーデザインが採用されました。特に、海の色がシーンによって微妙に変化し、物語をより豊かに感じさせます。装丁には布を使用するこだわりもあり、視覚的にも楽しめる一冊に仕上がっています。
特別なBOXセットの販売
さらに、日本語版に加え、英語版の復刻版がセットになった特別なBOXセットも販売されています。このBOXセットには、オリジナルのゴフスタインの手紙のレプリカも含まれており、コレクターズアイテムとしてもおすすめです。価格は7,150円(税込)です。
こだわりの作品をぜひ手に取って
この『海のむこうで』は、ただの絵本ではなく、深いメッセージが詰まった作品集です。大人も子どもも一緒に楽しめる内容になっているため、家族での読み聞かせにも最適。多くの人々に愛され、再評価され続けるこの絵本を、ぜひ手に取ってその魅力を感じてみてください。