弥生会計 Nextの機能が大幅にアップデート
弥生株式会社は、東京都千代田区に本社を置き、法人向けクラウド会計ソフト「弥生会計 Next」の先行体験プログラムの中で、新たに複数の機能を実装したと発表しました。このアップデートには、特に「部門管理」機能や「かんたん開始仕訳」の特許取得が含まれ、会計業務の効率化を図ります。
先行体験プログラムの開始
弥生は、2024年10月から「弥生会計 Next」の先行体験プログラムを開始します。このプログラムは、正式リリース前に全機能を無料で体験できる機会を提供し、顧客からのフィードバックをもとにさらなるサービス改善を目指しています。
主要な機能アップデート
1. 部門管理機能
新たな部門管理機能が実装され、企業は店舗や本支店ごとに部門を設定することで、各部門の仕訳チェックを行い、費用や収益の把握が容易になります。これは経営の見える化を促し、財務状況の把握を迅速に行うことが可能です。
2. エクスポート機能
ユーザーは「弥生会計 Next」の仕訳データや期首残高データをCSV形式でエクスポートできるようになりました。これにより、他のシステムとのデータ連携が容易になり、効率的なデータ管理が実現します。
3. 外部連携サービス
新たにSTORESレジやSquareなどの外部サービスとの連携が可能になり、収益や経費の確認がさらにスムーズになります。これらの機能拡張により、会計業務が一層便利になります。
4. 証憑管理
証憑をアップロードする際には、文字データを自動で読み取り、必要な明細データが自動的に「弥生会計 Next」に連携されるようになりました。これにより、証憑保存の手間が大幅に軽減されます。
5. 経費精算
新たに専用アプリが開発され、スマートフォンを利用して経費申請や承認ができるようになりました。AIによる経費タイプの予測や重複領収書の検知機能も実装され、これまでの手作業による負担を軽減します。
6. 請求機能
証憑をメールで送信したり、「取引先名」や「件名」で証憑の絞り込み検索ができるなどの機能も追加され、請求業務も一層簡単になりました。
特許取得「かんたん開始仕訳」
また、「かんたん開始仕訳」に関する特許が発行されました。この機能は新設法人向けに設計されており、会計知識が少ない方でも簡単に利用できることを目指しています。シンプルな対話形式のUIを通じて、ユーザーは最低限のステップで会計業務を始められます。
今後の展望
「弥生会計 Next」は、先行体験プログラムを通じて得た顧客からのフィードバックを反映し、正式リリースは2025年春以降を予定しています。弥生は、日本のスモールビジネスの成長を支援し続けることを目指し、AIや最新技術を活用して価値の提供を強化していく所存です。
詳細は公式Webサイトをご確認ください。
会社概要
弥生株式会社は、1978年に設立され、業務ソフトウェアの開発及び関連サービスを提供しています。現在の従業員数は937名で、多くのお客さまに支持されています。
公式サイト:
弥生株式会社