日本キヤリアの新たな一歩:BluEdge Command Centerの開設
日本キヤリア株式会社は、東京都内に位置する新しい「BluEdgeTM Command Center(ブルーエッジ・コマンドセンター)」を2025年1月から稼働させることを発表しました。このセンターは、HVAC(Heating, Ventilation, and Air Conditioning)設備の運用最適化を支援し、快適な空間作りに貢献するために設立されました。
遠隔監視システム「Abound HVAC Performance」の特色
センターの設立に伴い、4月から運用を開始した新しい遠隔監視システム「AboundTM HVAC Performance(アバウンド・エイチバック・パフォーマンス)」は、設備の消費電力の最適化や故障リスクの低減を実現します。これにより、顧客に提供するサービスの質をさらに向上させられる見込みです。
このシステムでは、熱源システムに特化した高度なデータ分析や予測機能を利用し、リアルタイムでの監視を行います。ユーザーにとっては、従来のシステム「TCCR-NET🄬(ティーシーシーアール-ネット)」にさらなる機能を追加し、稼働状況管理画面や遠隔制御機能、消費電力の最適化サポートといった便利な機能が加わっています。このような新技術により、お客様の設備の運用がより効率的に行えるようになるでしょう。
24時間365日のサポート体制
日本キヤリアでは、保守契約を結んでいるお客様に対し、24時間365日の有人対応を実施します。IoTやAI技術を駆使したライフサイクルソリューションにより、ダウンタイムを最小限に抑え、迅速な復旧を可能とします。これにより、顧客の設備運用を一層サポートし、信頼性の向上に貢献することでしょう。
業界標準の遵守と新システムの信頼性
Abound HVAC Performanceは、日本冷凍空調工業会のガイドラインである「JRA GL-17」にも準拠しており、安全性と信頼性の確保がなされています。また、Carrierのクラウドプラットフォームに接続するための安全なワイヤレスゲートウェイも導入され、新たな機能が盛り込まれています。
代表者のコメント
日本キヤリアの代表取締役社長、久保徹氏は「新しいセンターとシステム導入により、お客様の設備の早期復旧や可視化が進む。これにより、顧客が自身のビジネスに専念できる環境を提供したい」と語っています。
未来に向けた取り組み
今後も日本キヤリアは、アフターサービスの範囲を拡大し、サービスの質向上に努めることを目指します。Carrierが持つ技術力と日本における専門性を活かし、顧客の期待を超える革新的な製品やソリューションの提供を進めていく方針です。
日本キヤリアの位置づけ
日本キヤリアは、エネルギー効率に優れた製品を統合したサステナブルなソリューションを提供し、気候変動やエネルギー問題への対応に貢献しています。今後も世界市場でのリーダーシップを発揮し続けることが期待されます。