GXで変わる未来の都市と暮らし
2050年のカーボンニュートラルを目指す中、建築や住宅分野では大きな転換が求められています。その中心にあるのが、GX(グリーントランスフォーメーション)という概念です。GXは、脱炭素社会の実現に向けてエネルギーや産業、そして私たちの生活を根本から見直す取り組みです。このGXの流れにより、住宅分野ではネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)及び、建築分野ではネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)が普及しています。
GXの進展と支援制度
特に注目すべきは、2025年度から始まる「子育てグリーン住宅支援事業」です。この補助制度は、断熱性能や省エネ性能が高い住宅に対して最大160万円が支給されるもので、GXを推進するための強力な後押しとなります。これにより、GX志向の住宅がより普及しやすくなることでしょう。
ジャパンビルド大阪の開催
このような背景の中、2025年8月27日から29日までインテックス大阪で行われる「ジャパンビルド大阪」では、GXやスマートハウスに関連する最新技術が集結します。会場では断熱材や空調、太陽光発電、蓄電池などの省エネおよび創エネ技術が一堂に展示されるほか、AIやIoTを活用した住宅管理サービスが紹介されます。また、建設現場に特化した「GX建機パビリオン」が初めて設置され、実際にGX技術を体感できる機会も提供されます。
GXとDXの融合
GXはもはや先進企業の専売特許ではなく、全業界の構造を変える大きな潮流です。ジャパンビルド大阪では、その変革の現場を直接体感できる貴重な機会が提供されます。出展企業による最新の技術や製品が紹介されることで、参加者はGXに関する具体的な知見を得ることができます。
注目の出展企業
ジャパンビルド大阪には、多くの企業が最新技術を出展します。例えば、日本テクノは世界初の電力使用状況を可視化する「SMART CLOCK」を展示し、コーニングジャパンは省エネ性能を向上させるトリプルガラスを発表します。また、エイターリンクやアラヤなどの企業は、AIを活用した空調制御やエネルギー削減ソリューションを提案します。
具体的な製品と技術
- 時計とデジタル情報を融合した「SMART CLOCK」と呼ばれる製品。省エネ行動を促進するデバイスとして注目されています。
- 断熱性が約6%向上したトリプルガラスを展示。軽量化に成功し、快適な室内環境を実現します。
- 室内環境を改善しつつ電気代を削減する「AirPlug™」を紹介。既存の設備にも簡単に装着可能です。
さらに、デモや体験を通じて建設現場のGX化を実感できる機会も用意されています。
開催概要
この展示会は、関西最大級の規模で210社以上が出展します。建築、土木、不動産の先端技術を一堂に見ることができるまたとない機会です。興味のある方はぜひ参加し、GXやスマートハウスの未来に触れてみてください。
- - 展示会名: 第9回 JAPAN BUILD OSAKA
- - 会期: 2025年8月27日(水)~29日(金)
- - 会場: インテックス大阪
- - 主催: RX Japan株式会社
取材希望の方は、事務局にお問い合わせください。一般来場の方も登録が必要です。出展社へのインタビューや製品デモンストレーションも可能ですので、この機会を是非ご活用ください。