クレスコ・ジェイキューブとアイエステクノポートがグループ化、IBM iビジネスでの強化を図る

クレスコ・ジェイキューブとアイエステクノポートがグループ化

株式会社クレスコ・ジェイキューブ（以下、ジェイキューブ）は、2025年9月9日付の取締役会での決議を受け、株式会社アイエステクノポート（以下、アイエステクノポート）の全株式を取得し、グループ化する方針を正式に発表しました。この決定は、両社の強みを活かし、国内におけるIBM iビジネスでの競争力を強化することを目的としています。

株式取得の背景

アイエステクノポートは1990年に設立されて以来、IBM iプラットフォーム向けミドルウェアの分野で数多くの導入実績を誇ります。その中でも「UT/400」は、日本国内400社以上に導入されており、同社の技術力と高度な問題解決能力が評価されています。これにより、顧客との強い信頼関係が築かれています。

一方で、ジェイキューブは1998年に設立され、人事や給与、経理、ワークフローのパッケージサービスに特化しています。また、電気・電子商社向けの販売・生産管理ソリューションも強みとするなど、そのサービスは同じIBM iをプラットフォームにしています。このように、両社はプラットフォームを共有しており、相互補完的な関係にあります。

グループ化のメリット

今回の株式取得によって、ジェイキューブとアイエステクノポートは互いの販売チャネル、サービス、ノウハウ、人材リソースを統合することが可能となります。これにより、新たな相乗効果が期待され、さらなる販路の拡大につながるでしょう。また、国内のIBM iビジネスにおいてリーディングカンパニーとしての地位を確立できる見込みです。これにより、企業全体の価値向上も図れると考えられています。