持続可能な漁業プロジェクト
2026-09-04 13:24:50

WWFジャパンとニッスイが協力し持続可能な漁業プロジェクトを開始

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)と株式会社ニッスイが、新たなコーポレート・パートナーシップ契約を締結しました。この契約のもと、両者は持続可能な水産資源の利用と海洋環境の保全を目指し、2026年から2031年までの5年間にわたって、漁業改善プロジェクトに取り組んでいきます。

プロジェクトの目的


本プロジェクトの主な目的は、インド西海岸でのすり身原料魚の持続可能な利用を向上させることです。すり身は、日本を含む多くの国で人気のある水産加工品であり、かまぼこやちくわ、魚肉ソーセージの素材として使用されています。特に、最近では、原料供給国としてインドの重要性が増していることを背景に、より持続可能な調達が求められています。

課題と背景


近年、インドのアラビア海におけるイトヨリダイやタチウオの漁業には、幼魚の漁獲や混獲、そして資源状態に関するデータ不足といった持続可能性に対する懸念があります。これらの問題は、海洋生態系や生物多様性に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、早急な改善が求められる状況です。

取り組み内容


本プロジェクトでは、WWFジャパンとニッスイが連携し、WWFインドや現地関係者と協力して、インド西海岸における対象魚種を拡大します。具体的には、イトヨリダイ、タチウオ、エソ、ヒメジなどを対象魚種とし、グジャラート州、マハラシュトラ州、ゴア州、カルナータカ州、ケララ州といった地域で取り組みを展開します。

このプロジェクトにおいては、MSC漁業認証規格に基づく資源評価や漁業管理が行われ、混獲削減や生息環境への影響低減、管理体制の強化、トレーサビリティの改善など多角的なアプローチが計画されています。これにより、インド西海岸の海洋生態系を保護し、持続可能な水産サプライチェーンの実現を目指します。

実施の意義


日本は世界でも有数のすり身製品消費国であり、そのための水産資源を持続可能な方法で利用していくことが重要です。WWFジャパンとニッスイは、今後も多くの企業やサプライチェーン関係者と連携し、持続可能な漁業と海洋環境保全の実現を推進します。これにより、豊かな海の恵みを次世代へと繋げていくことができます。

コメント


WWFジャパンの事務局長、東梅貞義氏は「日本の魚食文化を支えるすり身の持続可能性は、インドの豊かな海の未来とも深く関わっています。ニッスイとの協働が漁業改善の重要な第一歩であると確信しています。」と述べています。また、ニッスイの取締役・専務執行役員の浅井正秀氏は、「持続可能な水産資源の利用に向けた取り組みをさらに強化し、未来を見据えた事業運営を続けていく所存です。」とコメントしています。

このプロジェクトは、持続可能な未来に向けた大きなステップであり、WWFジャパンとニッスイの取り組みは、今後の漁業界の在り方に新たな道を開くことでしょう。日本の消費者として、私たちもこのような取り組みを支援し、理解を深めていくことが求められます。今後の進展に目が離せません。


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会社情報

会社名
WWFジャパン
住所
東京都港区三田1-4-28三田国際ビル3階
電話番号
03-3769-1714

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