飼い主のいない猫たちに幸せを。霧島市が独自のふるさと納税プロジェクトを開始

飼い主のいない猫たちに希望を

鹿児島県霧島市で、野良猫が安心して暮らせる環境づくりを目的としたふるさと納税型クラウドファンディングが2025年9月1日から始まります。このプロジェクトは、LR株式会社のサポートのもと、地域内の人と動物が共生できる社会の実現を目指しています。

背景と目的

霧島市では、猫のふん尿や鳴き声に関する相談が増加しており、その多くが飼い主のいない猫に関するものでした。これに応える形で、市は飼い主のいない猫への不妊去勢手術を行い、繁殖数を抑える施策を進め、将来的に飼い主のいない猫を減少させることを目指しています。この活動の一環として、昨年のふるさと納税では606,000円の寄附が集まり、92頭の猫に対して手術が実施されました。

クラウドファンディングの詳細

今年のクラウドファンディングも継続して行うことが決定しました。寄附金は全額が不妊去勢手術費用に充てられ、特に地域猫活動を行う団体への支援が中心となります。また、猫捕獲器の購入や貸出も行い、手術の効率化を図る取り組みも併せて行われます。

プロジェクト概要

- プロジェクト名: 第2弾「飼い主のいない猫」の不妊去勢手術推進プロジェクト
- 目標金額: 1,000,000円
- 募集期間: 2025年9月1日 – 2025年11月30日
- 寄附金の使い道: 不妊手術補助金、貸出用猫捕獲器の購入
- お礼について: お礼の品はなく、寄附に対する感謝の気持ちを事業に反映します。

霧島市について

霧島市は鹿児島県の中心に位置し、自然豊かな環境が魅力です。名峰『霧島山』や美しい『錦江湾』が広がり、温泉も数多く存在しています。市は今年、霧島錦江湾国立公園の設立90周年を迎え、様々なイベントを企画しています。地域の人々が一丸となって、住みやすい、安心できる環境作りに取り組む姿勢が際立つ霧島市で、ぜひ猫たちへの支援を考えてみてはいかがでしょうか。