国際女性デーと新たなチャレンジ
3月8日に、国際女性デーに因んだ特別なイベントが東京都で開催されました。ドイツのセルフプレジャーブランド「Womanizer」とコミュニケーションカード「SEKIRARA CARD」がタッグを組み、女性のセクシャルウェルネスについて考える場を提供しました。イベントのテーマは、「女性が身体や性のあり方を選べる社会」であり、現代の女性に必要なサポートと学びの機会を提供することを目的としていました。
新たな性の話題に挑む
国際女性デーは、女性の権利や地位について考える重要な日です。今回のイベントでは、女性の豊かさと個々の選択を尊重することが強調されました。特に「SEKIRARA CARD」は、恋人や家族、そして自身とのコミュニケーションを深めるツールとして注目されています。形式は多彩で、参加者は自然に自身のセクシュアリティを語り合うことが求められました。
イベントの前半では、30年来のプレジャーグッズストア「LOVE PIECE CLUB」創業者の北原みのりさんが、定期的に性教育が不足している日本の現状について語りました。北原さんは「多くの女性が、自身の性に向き合うことに苦しみを感じている」と指摘し、その一因として日本におけるセクシャリティへのタブー視が影響していると述べました。
深刻なオーガズムギャップ
特に、男女のオーガズムに関するデータが示しているのは、オーガズムギャップの存在です。調査によると、日本の女性がオーガズムに達する頻度は、同様のデータに基づく他国に比べて著しく低いことが明らかになりました。北原さんは、「これは衝撃的な数字。私たちは30年以上にわたり、セルフプレジャーの重要性を大切にしてきたが、その変化はまだ不十分だ」と強い言葉で訴えました。
藤原氏は、アメリカの大学時代に性に関するオープンな対話を初めて経験したことが印象深かったと振り返ります。「日本では、性について話すことが大きな障害となっている。教育の場においても十分に文字通り育てられていない」と話し、性について話す権利の重要性を強調しました。
セルフプレジャーの現状
驚くべきことに、約半数の日本の女性がセルフプレジャーを「全くしない」と回答しています。これに対して小澤美優さんは、「これは国への社会的要因の影響で、女性が自己の身体に触れることが許されていなかった時間が長い」と述べました。日本の女性たちにとって、性を楽しむ余裕や空気感が不足している現状が、議論のテーマとなりました。
北原さんは、性に対する社会的消費が多い一方で、性を楽しむ視点が欠けていると指摘。最近、70代の女性が自身のためにプレジャーグッズを購入する姿も印象的でした。彼女は、「年齢に関係なく、自分の身体を大切にし、自らの楽しみを追求できる環境を整えることが目指されるべきだ」と語り、自らの役割を果たす意義を感じたそうです。
イベントのまとめ
イベントの後半は、話しにくいトピックを扱えるワークショップが開催され、参加者同士で赤裸々なトークが繰り広げられました。性についての対話が生まれ、参加者同士の理解が深まる瞬間が数多くありました。今後も、「SEKIRARA CARD」では、このようなイベントを通じて、性に関するテーマを話すことの重要性を広めていく予定です。
このイベントがきっかけとなり、より多くの人々が自らのセクシャリティに向き合うことによって、自由に対話できる社会が実現することが期待されます。